Wordを使用して文書を作成する際、1ページにより多く文字入れたい!もっと狭い範囲で文字を入力したい!
でも文書は1ページに当たりの文字数が決まっています。
1ページに入力できる文字数はある程度決まっていますが、これは「余白」の大きさによって大きく変わってきます。
今回はこの余白の設定方法についてご紹介いたします。
余白の定義
Wordにおける「余白」と言われている部分は気にしないと意外とよく分からないものです。
新しくWordを開いたときに、白紙の四隅に「L」のようなマークがあることにお気づきでしょうか?
実は、この「L」マークより外側の部分が【余白】として設定されている部分なのです。
この外側の部分は文字通り「文字が入力されない部分」という意味です。
実際に文字が入力される部分は、四角で囲われた部分のみになります。
ここからお分かりの通り、余白スペースが大きい程、入力できるエリアは小さくなり、入力可能な文字数も少なくなります。
一方で、余白スペースを狭くすれば、その文入力できるエリアは広くなりますので、入力可能な文字数は多くなります。
ご使用される文書の仕上がり状態に合わせて、余白の調整を実施してください。
では、この余白部分はどのように調整したらよいのかをご紹介いたします。
余白の設定
それでは早速、余白の設定を行ってみましょう。
余白部分の設定は、上下左右のそれぞれの設定ができます。
あらかじめ、何パターンかの余白設定値が用意されていますので、こちらを使用しても良いでしょう。
① 上部タブ「ページレイアウト」をクリック。
② 「ページ設定」欄の【余白▼】をクリック。
③ 余白のパターンがいくつか表示されます。
初期状態では【標準】という余白サイズになっています。
夫々の数値の意味は、
上:35.01mm → 上端から35.01mmのところまで余白
下:30mm → 下端から30mmのところまで余白
右:30mm → 右端から30mmのところまで余白
左:30mm → 左端から30mmのところまで余白
となっています。
余白の設定数値は、印刷上がりの状態や、使用してみての感覚から自分に適している寸法を見つけてみてください。
最後に
初期設定されている余白サイズの場合、1行40文字×36行(1440文字)がA4の標準の文字量とされています。
1枚びっしり記載した場合は、なんと原稿用紙3.6枚分も記入できます。
余白サイズを上手に設定して、なるべく1枚でおさまるような資料作りを目指すと紙の節約にもなり良いと思います。