Wordでの計算式の挿入の仕方と使える関数一覧の紹介

  • 2016年12月22日
  • 2020年11月5日
  • Word

Wordで文書を作成しているとき、ちょこっとした部分だけ計算したい!

例えば、請求書をWordベースで作成している場合に、合計を計算する機能を付与したい。

しかし、Wordは文書作成ソフトであって、計算はできない…と思っているそこのあなた!

実は、Wordでも計算をすることができます。

Wordで計算式はできるのか?

実は、結構昔からこのWordで計算できる機能は実装されていたようです。

さて、本題のWordで計算できる機能はどこにあるのか?

それは、「表」を作成するときに出てくる「表ツール」の中にひっそりとありました。

足し算をする方法

適当な表を作成して、合計を計算してみましょう。

① 挿入タブ中の「表▼」より3×3程度の表を作成します。

Word 関数01

② 作成した表の左2つに適当な数字を入力しておきます。

③ 一番右側の枠を1度クリックした状態で以下の操作を実施します。

③-1 リボン「表ツール」『レイアウト』のタブをクリック。

③-2 一番右側の【fx計算式】をクリック。

Word 計算式

③-3 出現した「計算式」の画面中、「計算式」の部分に【=sum(left)】と入力してOKをクリック。

Word 計算式02

③-4 選択していた枠(セル)に計算結果が反映されました。

Word 計算式03

Wordでの計算式の注意点

計算は、上記③で選択した枠(セル)を起点に、上下左右の一方向全部を一気に計算するものです。

計算結果を表示する部分を起点に、計算方向を指定する単語は、

・上方向 : above

・下方向 : below

・右方向 : right

・左方向 : left

となります。計算式として記述する際は、

=使用したい関数名(計算方向)

となりますので、ご注意ください。

Word 関数04

また、離れた枠同士は計算できません。これ以上は、Excelを用いることを推奨いたします。

Wordで使える関数

さて、計算式挿入の部分で突然出てきた「sum」という単語。

これは、「関数」と呼ばれているものであり、加減乗除をはじめ様々な計算をパソコンに行わせるための命令文のようなものです。

Wordに搭載されている関数をいくつかご紹介しておきます。

① MAX : 計算範囲内の最大値を計算する。

② MIN : 計算範囲内の最小値を計算する。

③ COUNT : 計算範囲内にいくつデータがあるかを計算する。

④ SUM : 計算範囲内の合計を計算する。

Word 計算式04

関数は小文字、大文字どちらでも認識しますので特に気にしなくても大丈夫です。

まとめ

このようにして、Wordでも少しだけならば計算することができるのです。

ただし、色々と制約が多いため自由にというわけにはいきません。

複雑な計算を実施する場合は、やはりExcelを利用すべきです。

Wordでもこのような機能がありますので、もしもの時は是非参考にしてみてください。