Excelを使っていて、表の中から一番大きな数字を出したいなと思うときありますよね。
そんな時にExcel初心者でも一発で簡単に一番大きな数字を出すことができる関数が「MAX関数」です。
MAX関数を使うことにより、
[box class=”box1″]- 一番多く売り上げた金額はいくらだろう
- 一番多いクラスは何人だろう
- 一番高い点数を取った人は何点だろう
というような疑問を思っていても、簡単に解くことができます。
この記事では、一番高い数字を出せる「MAX関数の使い方」を初心者でも分かりやすいように紹介してきます。
MAX関数とは
MAX関数とは「選んだ中から一番高い数字を抽出する」関数です。
例えば、テスト点数でMAX関数を使うとしたら、全員の点数を指定するとその中の一番高い点数が1つ抽出されるシステムです。
よくあるミスとしては、一覧の中から一番数字の高い人探して、それだけを選んでしまう場合があります。
確かにその時の一番高い点数は出てくるのですが、他の人が点数を取ったりしたりしたら意味がなくなるので最初に注意点として覚えおきましょう!
MAX関数の使い方
MAX関数の使い方は主に3つあります。
よく使う順に並べて紹介をしていきます。
セルに直接入力して計算する
Excelの関数は全て同じ方法で計算することができます。
その1つの方法として、セルに直接入力して打ち込むとこです。
この方法が一番早くて、確実に数式解くことができ、修正するスキルも身につきます。
例:=MAX(A2:A10)
上記の使い方を真似しながら解いてみましょう。
まず最初に表示したいところに「=MAX(」を入力します。
そのあとに「最大を出したいセル範囲」を全てを選択します。
それでエンターキーを押して確定することにより、選んだ中で一番高い数字が表示されます。
これで、この中で一番高い金額は「580000」ということがすぐ分かりました。
このようにしてMAX関数で最大の数を出していきます。
オートMAX(簡易計算式)の使い方
MAX関数を一番簡単に使う方法は実は「オートMAX」という機能を使う事です。
オートMAXはボタンを押すだけで、関数の入力から選択まで全部やってくれるという優れた機能です。
関数による結果を表示したいセルを選択し、「ホーム」タブ内の「オートSUM」の右側の下向き三角形のボタンをクリックします。
そうすると「最大値」と書かれたボタンがあるのでクリックしましょう。
すると特定のセルが点線で囲まれます。
この点線はMAX関数による計算の対象範囲を示しています。
現在表示されている点線の範囲が自分の思っている範囲とずれている場合は、クリックし直すことによってセル範囲を変更することが簡単にできます。
最終的にセル範囲が正しい形になったらエンターキーを押して確定します。
そうすると最大値が表示されます。
MAX関数の挿入
MAX関数は「関数の挿入」という機能からも簡単に挿入することができます。
使い方は「数式」タブ内の「関数の挿入」ボタンをクリックします。
表示された「関数の挿入」画面内の検索欄に「MAX」を入力検索します。
その後、関数名の一覧から「MAX」を選び「OK」ボタンをクリックします。
そうするとMAX関数で求めたい範囲が表示されるので、数値1の欄をクリックしてセル範囲をドラッグして指定します。
求めたいセル範囲が指定できたらOKをクリックします。
これで最大値を簡単に求めることができます。
MAX関数で別のセルを指定したい場合
MAX関数は範囲が隣接しているところ以外も簡単に設定することができます。
もちろん指定したいセルが「別のシート」を指定したいという時も簡単に指定ができます。
やり方はセル範囲の後に「,(カンマ)」を入れるだけです。
例えば「=MAX(A1,B8,D2,E4)」のように選択した後に「カンマ」で区切ってあげれば、MAX関数では離れているセルも簡単に指定する事が出来ます。
このような感じで、カンマで区切ってあげれば、連続しているセルだとしても簡単に区切ることができます。
MAX関数で数字が違う場合
もしMAX関数を使っていて、本当は一番高い数字が出るはずなのでなぜか違う数字が出ているぞ?って現象も起こる場合があります。
これはなぜ起こるのかというと「その値が数字になっていない」からです。
これはExcelを使っているとすごくよくある現象なのですが、「表示形式」が文字として認識されているのが原因です。
表示形式ってなんだよ!って人に関しては「SUM関数の計算結果が0になる」で詳しく解説しているのでお読みください。
数字が違う場合は殆どがこれが原因です。
MAX関数で空白や#N/Aエラーの対処法
MAX関数は基本的に空白は無視するように作られているので問題はありません。
ですが、エラーが出ている場所を参照しようとしするとエラーになってしまいます。
それが困るという時は「AGGREGATE関数」を使いましょう。
エラーを無視して計算することができます。
やり方は「=AGGREGATE(4,6,計算したいセル範囲)」です。
これで簡単にエラーが出ている所も無視して計算することができます。
まとめ
最大の数が出せるMAX関数はすごく便利です。
使い方をまとめると、
- 使用方法:「=MAX(セル範囲)」
- 高い数字だけではなく、対象範囲全てを選択する
- 数値が違う場合は「表示形式が原因」の場合が多い
- エラーが途中で出ている場合は「AGGREGATE関数」を使う
これさえ覚えておけばMAX関数で困ることはないです。