Excelで複合グラフを作成して情報を見やすくしよう

  • 2016年12月19日
  • 2020年11月5日
  • Excel

Excelでは色々な種類のグラフを作ることができますが、「複合グラフ」というグラフを聞いた事がありますか?

従来のExcelでは、この複合グラフを作成する手順がとても複雑でしたが、Excel 2013では簡単な操作で作成することができます。

複合グラフを使えば、今までできなかったグラフの出し方ができます。

複合グラフとは

複合グラフとは、1つのグラフの中で棒グラフと折れ線グラフというように、2種類以上のグラフを組み合わせて使用するグラフのことです。

例えば、下のような表があった場合、1つのグラフの中で、ビールの出荷本数を棒グラフで表現し、平均気温の推移を折れ線グラフで表現することができます。

複合グラフの作り方

複合グラフは、次の手順で作成できます。

表の中から、グラフの元になるデータ(例ではA3:C15)を範囲選択します。

「挿入」タブのリボンの中にある「複合グラフの挿入」ボタンをクリックします。

表示されたグラフのバリエーションの中から、目的に応じたもの(例では「集合縦棒-第2軸の折れ線」)をクリックします。

作成されたグラフの位置とサイズを整えて完成です。

詳細な複合グラフの作り方

先ほどの方法よりも、多少詳細な設定を行いつつ複合グラフを作ることもできます。

表の中から、グラフの元になるデータ(例ではA3:C15)を範囲選択します。

「挿入」タブのリボンの中にある「すべてのグラフを表示」ボタンをクリックします。

表示された「グラフの挿入」画面の「すべてのグラフ」タブをクリックし、グラフの種類から「組み合わせ」を選びます。

系列ごとに使用するグラフの種類と、第2軸を使用するかどうかを選びます。例では「出荷本数」を集合縦棒、「平均気温」を折れ線にしています。

第2軸とはグラフの右側に設けられる2つ目の軸のことで、数値差の大きなデータを扱うときに使用すると便利です。

今回の例では、「平均気温」を第2軸に従って表示する設定にしています。

以上の設定が終わったら、「OK」ボタンをクリックします。

作成されたグラフの位置とサイズを整えて完成です。

まとめ

1つのグラフの中で2種類以上のグラフを組み合わせて使用する複合グラフを手軽に作成できます。

複合グラフはパッと見は作るのが難しそうに見えますが、実は覚えてしまえば簡単に作ることができます。

そして、複合グラフは1つで2つの情報を組み込むことができるので、データとしてはかなりまとまっていて見やすいです。

パワーポイントとかで発表する人は、絶対に覚えておきたい機能ですね。

操作方法が従来のExcelと変更されていますので、昔のバージョンのExcel操作に慣れている人は気をつけてくださいね。

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