Excelでパスワードを付けて保存する方法とその仕組み

  • 2016年12月20日
  • 2020年11月5日
  • Excel

1台のパソコンやハードディスクを会社や家庭内の複数人で共有して利用することがありますが、時に他人に見られたくないファイルが出てくることがあります。

あなたはそのようなファイルを現在持っていませんか?

特定のファイルにアクセスできるユーザーを制限する方法は実はたくさんありますが、Excelもそのような機能を持っています。

今回はExcelのパスワードを利用して、ファイルにアクセスできるユーザーを制限する方法を紹介します。

「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」について

Excelに備わっているパスワードには、「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の二つの種類があります。

「読み取りパスワード」の設定されているファイルは、そのファイルを開く際に下のようなパスワード入力画面が表示されます。

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この画面に正しいパスワードを入力できないと、パスワードが誤っている旨のメッセージが表示されそのファイルを開くことはできません。

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一方、「書き込みパスワード」の設定されているファイルは、そのファイルを開く際に下のようなパスワード入力画面が表示されます。

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この画面に誤ったパスワードを入力した場合はファイルを開くことはできませんが、「読み取り専用」ボタンをクリックするとファイルを開けます。

ですが、この場合はあくまでも読み取り専用の状態になりますので、上書き保存ができません。(ただし名前をつけて保存することはできます)

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パスワードを付けて保存する方法

パスワードを設定したいファイルをExcelで開き、「ファイル」タブをクリックして画面を切り替え「名前をつけて保存」をクリックします。

そして、ファイルを保存したい場所を指定します。

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表示された「名前をつけて保存」画面の「ツール▼」をクリックし、表示されたメニューから「全般オプション」をクリックします。

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更に表示された「全般オプション画面」で設定したいパスワードの欄(例では「読み取りパスワード」)に好きなパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。(入力したパスワードは*による伏字として表示されます)

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その後、再度パスワード入力を求められるので、先ほど入力したのと同じパスワードを入力し「OK」ボタンをクリックします。

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あとは、通常の保存と同様に「ファイル名」と「保存場所」を指定して「保存」ボタンをクリックします。

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以上で設定完了です。

保存したファイルを開くと自分の指定したパスワードの入力を求められます。

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まとめ

このように、Excelで作成したファイルに、「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」を設定することができます。

設定したパスワードを忘れてしまうと、ファイルを開いたり保存したりできなくなりますので注意しましょう。