Excelには、ズームと呼ばれる画面の表示を簡単に拡大したり縮小したりする操作があり、作業がなるべくしやすくなるように自分で簡単に調整できます。
細かい作業を行う場合は、Excelの画面表示が大きいほど作業はし易くなりますし、逆に表の全体像を確認しながら行うような作業の場合は、その表全体が確認できる表示の方が作業はし易くなります。
なので、その時の状況に合わせてズームしてあげると、すごく作業がやりやすくなります。
Excelではこのことを「ズーム」または「表示倍率」と呼びます。
また、インターネットをしている時に勝手にズームしてしまった!縮小されてしまった!という方もいるのではないでしょうか。
そんな緊急事態の時にも使えますので、絶対に覚えておきましょう。
ショートカットの「CTRL+マウスホイール」でズーム
正直これさえ覚えれば日常生活で困ることはないでしょう。
キーボードの「CTRL+マウスホイール」です。
マウスホイールは上に回せば大きくなり、下に回せば小さくなります。
しかもこのショートカットは、Excelだけでなくて、インターネットブラウザ等の他のソフトでも使う事が出来ます。
例えば、あなたが今見ているこの画面で「CTRL+マウスホイール(上回し)」してみてください。
拡大されたはずです。
ホイールを逆に回せば元に戻ります。
このように、Excelだけでなく他のソフトでも使う事が出来るため、ズーム機能を使うときはショートカットを覚えておきましょう。
「ズーム」ボタンを使用する
表示倍率を変更することのできるボタンの一つが「ズーム」ボタンです。
このボタンは、「表示」タブのリボン内に配置されています。
この「ズーム」ボタンをクリックすると「ズーム」画面が表示され、いろいろな表示倍率が並んでいます。
この中から目的の倍率(例では200%)を選び、「OK」ボタンをクリックします。
すると、Excelのワークシート部分の表示が拡大されます。
「選択範囲に合わせて拡大/縮小」ボタンを使用する
また、同じく「表示」タブのリボン内に配置されている「選択範囲に合わせて拡大/縮小」ボタンを利用して表示倍率を変更することもできます。
このボタンを利用する場合は、画面内に表示したいと考えているセル範囲(例ではセルA1:C6)を予め範囲選択します。
そして、「選択範囲に合わせて拡大/縮小」ボタンをクリックします。
すると、予め選択していたセル範囲が丁度一画面に収まる表示倍率に変更されます。
「100%」ボタンを使用する
また、「100%」ボタンでも表示倍率を変更できます。
ただし、このボタンは名前が示しているように、「100%」の表示倍率にしか変更できません。
自分で表示倍率を拡大または縮小した後、元の倍率に戻したい場合に利用すると便利です。
「ズーム」スライダーを利用する
Excelの操作画面の一番右下端にある「ズーム」スライダーを利用することもできます。
ハッキリ言ってこれが一番簡単です。
スライダーを「+」の方向にドラッグすると拡大し、「-」の方向にドラッグすると縮小します。
また、「+」と「-」のマークをクリックしても拡大・縮小が可能です。
また、この部分で「100%」をクリックすると、
ズームの細かい設定画面が出てきます。
まとめ
このようにExcelにはワークシートのズームや縮小を簡単に行える機能があります。
基本的に作業をするときは、ズームしておくとすごく文字が見やすくてやりやすいのでオススメです。
100%の状態だとExcelの文字が見にくくて本当に困ります。
なので、ズームをして作業をしている時に大きすぎて見にくいというときに、少し縮小して調節するという使い方をするとすごく便利です。
また、Excelのズームに関しては「印刷」と一切関係ないので勘違いしないように気を付けましょう。