Excelのオートフィルの使い方について解説しています。オートフィルは、コピー貼り付けを繰り返してくれる機能になります。
オートフィルを今まで使ってはいたけど、オートフィルについての細かい機能を知らなかったりしますが実はオートフィルにはいろんな使い方があるんです。
この記事を見れば、オートフィルの様々な使い方を知ることができます。
オートフィルの様々な使い方
オートフィルの基礎
オートフィルはで一番使うシーンが多いのは、関数で解いた場所を全体に適用するときに使います。
まず、SUM関数などで合計点を出します。
オートフィルを使うには、セルを選択して右下にカーソルを合わせると「+」に変わるので、その状態でダブルクリックしましょう。
そうすると、一番上のSUM関数を一番下まで全部適用してくれます。これがオートフィルです。
オートフィルを横に適用する場合
オートフィルは縦だけではなく、横にも適用することができます。横のオートフィルはやり方も少し異なりますので注意しましょう。
関数で解いたセルの右下にカーソルを合わせて、右側にドラッグをします。
そうすると、先ほどと同じように横向きでもオートフィルができます。
縦にドラッグでオートフィルする場合
横のオートフィルと同じで、実は縦でもドラッグでオートフィルができます。なので、ダブルクリックをするか、ドラッグをするかのどちらでも大丈夫です。
ドラッグしても、ダブルクリックしても結果は同じです。
オートフィルで連番を作る
オートフィルは関数を適用するだけでなく、連番を作ることもできます。連番というのは「1、2、3」というような感じです。
連番を作りたいときは、まず元となる「1、2」のように2つ以上の連番を入力しておきましょう。
2つを選択した状態で、セルの右下にカーソルを合わせてダブルクリックします。
そうすると、このようにオートフィルを使って連番を作ることができます。
オートフィルで同じ文字や数字をコピーする
先ほどの連番では、2つを選択しながらオートフィルをしましたが、同じ文字や数字をコピーしたいときは1つを選択してオートフィルをします。(一番最初の関数をオートフィルするときと同じです)
そうすると、連番ではなく選択したセルのコピーがオートフィルでできるようになります。
法則がある数字をコピーする
連番ではなく「5、10、15」のように法則性がある数字でも、オートフィルすることができます。
数字を「5、10」と法則性のあるように設定をし、連番のときと同じく2つを選択してオートフィルします。
そうすると、「5、10、15」のように法則性のある形でオートフィルができます。
文字をオートフィルで繰り返し入力する
数字だけでなく、オートフィルを使うことによって文字でも法則性があれば繰り返し反映させることができます。
「冬季オリンピック」「夏季オリンピック」という感じで、同じ文字を2つ選択しながらオートフィルすると、同じ法則で適用されるようになります。
書式を反映しないでオートフィルする方法
背景に色が入っている場合など、書式が設定されている状態でオートフィルすることもよくあります。
下記の画像のように、背景に色が交互に入っている状態でオートフィルをしてみます。
そうすると、オートフィルするしたら背景色が全体に適用されてしまいます。
この状態になった場合は、一番下の右下にあるマークをクリックします。
そうすると、「書式なしコピー(フィル)」というボタンがあるので選択します。
そうすると、今まで背景色が適用されていたところが、オートフィルする前の状態に戻りました。
「書式なしコピー」はよく使うので、覚えておくとすごく便利です。
ダブルクリックでオートフィルができない原因
ダブルクリックでオートフィルが適用されない時があります。
下記の画像のようなケースだと、実はダブルクリックをしてもオートフィルができません。
原因としては、オートフィルをするには隣が入力されていないとダブルクリックができないんです。先ほどまでのオートフィルでは隣が入力されていたので、ダブルクリックでもオートフィルがされましたが、今回は隣のセルが何も入力されていないのでダブルクリックでオートフィルができないです。
では、どうやってオートフィルのするのかというと、ドラッグをしてオートフィルをしましょう。
ドラッグは隣に入力されているかどうかは関係なくオートフィルをすることができます。
オートフィルが途中で止まってしまう原因
ダブルクリックをしてオートフィルをすると、途中で止まってしまうことがよくあります。
原因としては途中に文字が入っていると、オートフィルが途中で止まることがあります。下記の画像ケースでは、途中に「1月4日」と入力されている場所があったので、その部分までオートフィルがされて止まってしまいました。
解決策として一番簡単なのが、ドラッグをしてオートフィルをすることです。
ドラッグをすることによって、元から入力されていた場所を突き抜けてオートフィルすることができます。
ダブルクリックでオートフィルする場合は、止まったところからダブルクリックを再開することにより何回かやるとオートフィルすることができます。
セルに何も入力されていないように見えても情報が入っている場合があります。
オートフィルの使い方は1つじゃない
オートフィルの使い方というと、ダブルクリックをするかドラッグをする方法の2つだけ知っている人が多いですが、状況によって色々な使い方があります。
オートフィルを使っているときに、なかなか上手くいかないのには原因がありますので、この記事を参考にしてみてください。