Word組み文字を使うと複数の文字を1文字分に縮小できる

  • 2016年12月21日
  • 2020年11月5日
  • Word

Wordを用いて、特殊文字「キロ」を「㌔」として1文字で表示させたい。

そのような場面はございますでしょうか?

インターネットの掲示板などで時折見かける表示スタイルですが、登録されている文字が少なく、オリジナルを必要としたときに困ってしまいます。

上記の文字は「環境依存文字」として分類されており、PCのバージョンや、Wordのバージョンによっては正しく表示されない場合があります。(文字化けの原因の一つでもあります。)

今回は、そのような特殊文字を作れる機能をご紹介いたします。

特殊文字の呼び方

冒頭でご紹介した”キロ”を「㌔」と表示するものは、【キロ】と入力した後に、スペースキーを押し、変換することにより表示することができます。

今回の方法、これとは全く別の手法です。

呼び方は【組み文字】と言います。

複数の文字を1文字分の大きさに圧縮して表示する機能です。

組文字01

組み文字の作り方

では早速、Wordの「組み文字」機能を使用1文字分の大きさにしてみましょう。

操作後の見た目が分かり易いように、冒頭から使用しております「キロ」を変換してみます。

操作手順

① 「キロ」と入力する。

② 入力した文字を、マウス等を用いて選択する。(青い状態)

組文字02

③ 選択された状態で、上部メニューの中央付近の【←A→】このようなボタンをクリック。

④ 表示されたメニューの中より「組み文字(M)」を選択。

組文字03

⑤ そのままOKを選択。

組文字04

⑥ 【㌔】に変更された文字ができました。

組文字05

注意点

この機能は、選択した範囲内の文字を1文字分の大きさに圧縮して表示します。

「キロ」のように短い文字であれば、見やすいですが、長文になればなるほど解読不能なほどに小さくなってしまいます。

4文字程度を目安にされた方が良いと思います。

一括変更

上記の操作を行っている途中、⑤の操作画面の部分にて【すべて適応(A)】というボタンが同時に表示されています。

このボタンを押すと、文書中にある「キロ」というものを一気に【㌔】へ変換することができます。

長文を作成していて、一つずつ変更するのが大変だ!という時に便利です。

組文字06

組文字07

組文字08

まとめ

組み文字機能を使用することにより、今まで諦めていた「一文字表示」のオリジナルを作成することができるようになります。

使用頻度は低いかもしれませんが、いつかの為に覚えていただけると役に立つかもしれません。