初めてのプログラミングで「Scratch」を使ってみようという初心者へのガイド

プログラミグを覚えてみたいけど、プログラミングなんて私には敷居が高くて無理!!
もしくは、一度挑戦したけどすぐ挫折してしまった。という方がすごく多くいらっしゃいます。
プログラミングってパソコンが苦手な人にはあまりサクサク覚えられるものじゃないですよね。
パソコンが使うのが好き!って人でも、プログラミングは結構やりたくないって人が多かったりします。
ちょっと前まではプログラミングを覚えるのも大変でしたが、今は色々なプログラミング言語が出ているので楽しく覚えられます。
そこで登場したのが「Scratch(スクラッチ)」というプログラミング言語です。

このスクラッチというプログラミング言語は、子供向けに開発された言語でゲーム感覚で簡単に覚えられるプログラミング言語です。

簡単にゲームが作れるので、楽しく挫折しないで子供から大人まで楽しめるようになっています。
また、子供向けに開発されたと言われていますが、プログラミングの基礎を学べるので大人でも初めてプログラミングに触るという方にはオススメの言語です。

Scratchは本当に簡単にプログラミングが作れるのか?

プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」では、簡単にゲームを作る事ができます。

通常プログラミングでは(下記の文章はJavaScriptです)

<script>
var hello = "Hello World";
console.log(hello);
</script>

こんなような文章を書いていかなければなりません。

Scratchではこのような文章は全く必要なく。

こんな感じで予め書かれている文章のボタンを、右のグレーの欄に移すだけです。

この画像では

「10歩動かす」というボタンが「ずっと」っというボタンで囲まれています。

なので左のキャラクターが「ずっと10歩動く」ということになります。

このようにしてScratchを使ってプログラミングを組んで行くと、自分の思うような「オリジナルのゲーム」が誰でも簡単に作れるようになれます!

この状態だと動いたままになっていて、ネコを戻してもずっと動き続けてしまうのでストップボタンを押しておきましょう。

ストップボタンは上にある「赤色の丸」です。

スタートボタンは隣の「緑色の旗」ですが押しても反応がないです。これはスタートボタンを押したらプログラムが動くように自分でプログラムを作らなければいけないからです。
後で一緒に作っていきますが、自分でも探してみましょう。

このようにScratchでは真ん中にある「スクリプトの種類」を選択して

実行したい処理を選んで繋げるという作業になります。

カエルを捕まえるゲームを作る

それでは一緒にカエルを捕まえるゲームを作ってみましょう。
まずは最初に完成品を見てみます。

カエルを捕まえるゲーム

(このリンク先に完成品を公開してあります。)

このように左から右へネコが移動して、カエルを捕まえるというゲームです。

ゲームとは言ってますが、カエルは動かないのでゲームとしては成り立っていませんが、しっかり理解すればオリジナルのゲームが作れるようになるので覚えましょう。

プログラミングの流れを考える

早速ゲームを作っていきたいのですが、ゲームを作るには最初にどのような流れで作るかを予め整理しておきましょう。
後から付け足したりももちろんありますが、最初に大まかな流れを書いておくと簡単に作れるようになるのでオススメです。
どういうことかと言うと、今回カエルを捕まえるゲームを作りたいので、その工程を日本語で書いておきます。
今回のゲームのプログラムの流れとしては

  1. 背景を変更する
  2. カエルを追加する
  3. カエルを右側へ、ネコを左側へ配置する
  4. スタートボタンを設置する
  5. ネコを右側に歩いて行くようにする
  6. もし、ネコがカエルに触れたら、ネコが捕まえたという
  7. プログラムを終了させる

このような流れで一緒にプログラムを組んでいきましょう。

1〜3番目までは準備段階で、4〜7番目までがプログラミングです。

1、背景を変更する

まずは「白い背景」から「崖の背景」に変更します。
背景を変更するには、左下のステージの所から背景を変更します。

2、カエルを追加する

ステージが変更できたら、次はカエルを追加します。
キャラクターは同じやり方でいくつでも増やす事ができます。
それでは「新しいスクリプト」からキャラクターを選択してみましょう。

3、カエルを右側へ、ネコを左側へ配置する

キャラクターと背景は設定できたので、初期位置にそれぞれを動かしましょう。
動かすにはキャラクターをドラッグすれば動かす事ができます。

4、スタートボタンを設置する

それではプログラミングを作っていきましょう。
先ほど緑色の旗を押してもスタートしなかったので、緑色の旗を押したらスタートするというプログラミングを作れば大丈夫です。
その為には「イベント」の中から「旗がクリックされたとき」を選択しましょう。

これだけでスタートボタンが作れました。

5、ネコを右側に歩いて行くようにする

これは先ほど上で説明したやり方と同じです。
「ずっと10歩動き続ける」を先ほどのスタートボタンに付ける事で、スタートボタンを押すと動くようになります。
試してみましょう。

ただ、これだと歩いているようには見えないので少しプログラムを追加します。

実は選択しているネコの画像が最初から2つ登録されてあります。
「コスチューム」から確認する事ができます。

これを確認できたら、交互に押してみてみましょう。
なんかネコが歩いているっぽい感じになりますよね?
これを交互に出てくるプログラムを追加しましょう。

「見た目」から「次のコスチュームにする」を「ずっと」の中に追加しましょう。

こうする事によって、「ずっと次のコスチュームに交互に切り替える」という処理になります。
番号で言うと、「1−2−1−2−1−2−1−2−1−2−1−2−1−2」を繰り替えす感じです。

もし、ネコがカエルに触れたら、ネコが捕まえたという

ここが出来たらほぼ完成です。
ネコがカエルに触れた時に「捕まえた」と言って欲しいので処理としては

「もし〜したら」という中に「捕まえたと言う」を入れましょう。
「〜したら」の中には「カエルに触れたら」を追加すれば処理が完成します。

では、最初に「もしカエルに触れたら」を作ります。
「もし〜したら」は「制御」の中に「Frogに触れた」は「調べる」の中にあります。

(Fronに触れたらは「 ↓に触れた」という項目です。「調べる」の一番上にあります。)

そうしたら、捕まえたと言う処理を追加しましょう。

これは「見た目」の中から「Helloと言う」を選択し、「Hello」をクリックすると好きな言葉に書き換える事ができます。

これでネコがカエルに触ったら、捕まえたという処理が出来てます。
ですが、ネコがそのまま通り過ぎてしまいます。これは歩く処理がずっと続いているからです。

プログラムを終了させる

カエルに触れた瞬間にプログラムを終了させるようにしましょう。
「制御」の中から「すべてを止める」を選択し、すべての部分を「このスクリプト」に変更しましょう。
これはせっかくなので、どう違うのかを両方試してみてください。

「すべてを止める」は文字どおりすべてのプログラムが一瞬で終了されます。(ストップボタンと同じ効果)

ですが「このスクリプトを止める」の場合は、プログラムが止まるだけなので「発言している言葉」は見えている状態になります。
終了するタイミングを作っていないので、ストップボタンを押すまではで続けます。

簡単にいうと、パソコンがフリーズしている状態で画面が見えているのか、パソコンの電源を切っている状態なのかという感じで覚えてもいいでしょう。

まとめ

今回Scratchでゲームを作るのに必要な知識ややり方を説明しましたが、最後に整理をしましょう。

Scratchは本当に子供から大人まで楽しめるプログラミング言語です。
こんなんでプログラミングの知識が深まるの?っと思うかもしれませんが、考え方は確実に身につきます。
プログラミングを挫折してきてっとか、プログラミングって何をやったらいいの?って方にはオススメです。

ある程度ゲームが作れるようになったら、他のプログラミング言語をやりだすとスムーズに入りやすいです。

Scratchに飽きてきたり他の言語を学びたくなったら

私のオススメとしては、プログラミング言語ではありませんが「HTML」という文書を書く言語をオススメします。

「HTML」はパソコンに付いている機能のメモ帳でも誰でも簡単に勉強でき、覚えやすいのでオススメです。
やるならフリーのテキストエディタをおすすめします。
勉強だけなら、インターネットにつながっていなくてもできます。
ちなみにHTMLはこのような感じに書いていきます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<title>HTMLについて</title>
</head>
<body>
<p>HTMLは文書を書く言語です。<br>
比較的簡単に覚えられるので、Scratchの次に習う言語としては最適だと思います</p>
</body>
</html>

ブログを書いたりする人でも、覚えているとすごい便利にブログを書けるようになります。

いきなりiPhoneゲーム作りたい!!って言うのもいいと思いますが、あまり得意ではないとか、やっても続かない人なんかは1つずつ勉強して行けば必ず作れるようになりますので、まずはScratchで楽しんでみてください。

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