Wordを使用して同じ書式をして、同じ動作をする作業はないでしょうか?
Excelの場合は「マクロ」と呼ばれる自動化操作を設定することで作業が各段に楽になることは知ってる方もいると思います。
実は、このマクロ機能と呼ばれるものは、WordやPowerPointなどにも搭載されています。
Wordの場合、マクロを組んでまで実行する処理は少ないと思いますが、今回はこの機能についてご紹介いたします。
マクロの設定
まずマクロの設定方法のご紹介の前に、この機能が表示されているかの確認が必要です。
上部タブ「開発」が表示されているか?
これが出ていない場合は、表示させる操作が必要になります。
「開発」タブの表示方法
この「開発」タブは、初期設定では表示しないモードになっていますので、初めて使用される方は、機能をONにしていきましょう。
① 上部タブ「ファイル」をクリック
③ 「Wordのオプション」が出現します。画面左側のメニューより【リボンのユーザー設定】をクリック。
④ 右側の表示内容が切り替わります。画面「右側」の【メインタブ】と記載されている一覧の中から【開発】を探す。
⑤ 開発と書かれたところの隣の□をクリックして☑にします。
⑥ 【OK】をクリックして設定完了。
これで、上部タブに「開発」が追加されました。
マクロの設定
開発タブが表示されたところで、いよいよマクロを設定してみたいと思います。
本来マクロは、「Visual Basic」と呼ばれるプログラミング言語を使用して機能を設計していくものです。
これはVBA、マクロの勉強をしないと難しくて理解できません。
でもマクロを使って自動化したい!という場合に利用できる機能が「マクロの記録」です。
今回は、この機能を使用して「請求書」に書かれた内容を一括削除するマクロを組んでみたいと思います。
① 上部タブ「開発」をクリック。
② リボン左端「コード」欄中の【マクロの記録】をクリック。
③ 「マクロの記録」という画面が出現します。
マクロ名の部分に「全て削除」という名前を付けておきます。
② 【OK】を押すと、マクロの記録が開始されます。
③ 表の数値を削除します。
④ リボン左端「コード」欄中の【記録終了】をクリック。
このマクロの記録というものは、【記録終了】をするまでの間に行った操作を記録して再現させる機能です。
OKボタンを押してから、記録終了までの操作には注意しましょう。
⑤ リボン左端「コード」欄中の【マクロ】をクリック。
先ほど登録したものが表示されています。これを押すと動作を再現できます。
まとめ
Wordにおいても、マクロを組むことができることがわかりました。
簡単な動作なら覚えさせておいて、使ってみると意外に便利です。