Filmoraを使用しているけども、Filmora12になって新機能がどのくらい便利なんだろう・・・。と気になっている人も多いはず。特に買い切り版を購入した方はバージョンアップをしないと使用できないので、わざわざバージョンアップする必要があるのかな?と悩んだりしますよね。
実はFilmora12になってかなり便利な新機能もたくさん追加されました。Filmora12の新機能を使えば下記のような難しそうな動画も簡単に作成できちゃいます!
この記事ではFilmora12の新機能についてを徹底解説していきます。
Filmora12に乗り換える場合の価格
Filmora12に乗り換えたい場合は、1年プランと、永久ライセンスがあります。
1年プラン:6,980 円
1年プラン(マルチデバイス):7,980円
永久ライセンス:8,980 円
※ いずれも税込み
1年プランの「マルチデバイス」であれば、1つのアカウントで「Windows」「Mac」「スマホ」「iPad」が使えます
永久ライセンスや通常の1年プランでは、別途購入が必要になるので注意です。
Filmora12の新機能
Filmora12の主な新機能は下記のとおりです。
- パネルレイアウトの切り替え
- パワーアップしたキーフレーム
- 描画マスクツール
- 調整レイヤー
- AIスマートカットアウト
- AIオーディオストレッチ
- AIノイズ除去
- 3Dテキスト
- Premiere Pro/Final Cut Proショートカット
- エフェクト表示の最適化
- 新しいロイヤリティフリー音楽
それでは1つずつ見ていきましょう!
パネルレイアウトの切り替え
色々なパネルレイアウトに切り替えられるようになりました!
パネルレイアウトってなに?って思うかもしれないですが、いつも見ている動画編集画面のことです。
この編集画面が右上のレイアウトパネルボタンをクリックすると、いろいろなレイアウトに変更することができます。
例えば、「オーガナイズ」を選択すると下記のような画面に変更できます。
画像や動画素材が多いときはすごく選びやすいので便利ですね。
個人的に便利だなと思ったのは「ショート動画」です。
「ショート動画」にすると、下記のような画面になります。
縦向きの動画がきれいに入るようになっているのです!
通常の画面だと、このように横側が不要で編集画面が見にくいのですが、ショート動画にするときれいに収まるんです!ショート動画を作りたい方は結構便利ですね。
もとに戻したいときは「クラシック」を選択すると元に戻すことができます。
パワーアップしたキーフレーム
Filmora12からはキーフレームが使える機能が多くなっています。
位置、回転、スケール、不透明度などすべてのパラメータを、キーフレームで個別に制御することが可能になりました。また、エフェクトやカラーなども拡張されたキーフレームに対応しています。
今回はカラーのキーフレームを実際に見てみますね。
動画の部分をダブルクリックしてください。そうすると「色」が変更できます。
その後、変化させたい部分を選択されている状態で、②のひし形をクリックします。そうするとタイムラインの動画にもひし形マークが表示されます。
次に変化させたい場所まで移動させた後に、色などを変えてみましょう。
上が変化前の動画で下が変化後の動画です。
全く違う動画になっていませんか?
最初は同じ動画なのに、途中から色が変わっているのがわかりますよね!
キーフレームを使用するとこんなことも簡単にできちゃいます!!
描画マスクツール
描画マスクツールは一部を切り抜きたいときにものすごく便利です。
カレーミキシングをしたり、トリミング、トレンジションもできます。今回はトリミングを例にやってみましょう。
動画をダブルクリックした後に「ビデオ」「マスク」「ペンツール」を選んでみましょう。
右側の動画のところに移動するとペンツールが表示されるのでクリックしてみましょう。このような点が表示されます。(スクリーンショットの関係上ペンツールが表示されてません)
こんな感じに残したい部分をかこってあげます。
細かい部分は何回もクリックして細かく指定してあげましょう。
最後はスタート地点に戻ってきますので、スタート地点をクリックするとこんな感じに切り取れます。
切り取った後は、別の動画をタイムラインの下に入れてあげてください。
こんな感じに2つをくっつけることができます。
調整レイヤー
調整レイヤーでは、動画の色合いなどを「指定した時間の部分だけ」変更することができます。
まず調整レイヤーを入れるには、動画をクリックした後に「メディア」「調整レイヤー」をクリックしましょう。
そうするとタイムラインに調整レイヤーが表示されます。
あとは、調整レイヤーをダブルクリックして「色」から「ビネット」や「ホワイトバランス」を変更してみましょう。
そうすると調整レイヤーの部分だけが変更されます。
少し無理やりですが、赤色の空なのに、黄色っぽくなってますよね。
このように一部分を変更したいときに使うのが「調整レイヤー」です。
調整レイヤーは動画を2つ重ねた時も、動画が下にあれば色合いがすべてに適用されます。
なので、動画に適用したくないときなどは、動画が調整レイヤーの上に来るように調節しましょう
AIスマートカットアウト
スマートカットアウトは指定した部分を抜き取って、それを追尾して使うことができます。
動画をダブルクリックした後、「ビデオ」「AIツール」「スマートカットアウト」「スマートカットアウトを開始」の順番で押しましょう。
ブラシサイズを適切なサイズにして、抜き取りたい対象物をなぞります。
そうすると、このように抜き取れます。うまく抜き取れない場合は「エッジの幅」「エッジフェザー」で調節してみてください。
次に、追尾するようにするためには、「詳細モード」「→」をクリックします。これで、動画上で追尾して抜き取りことができます。
保存をすればこのように簡単に抜き取れました。さすがに、細かいところまでは無理ですが、ある程度はいい感じに抜き取れているのではないでしょうか?
ほかの動画を重ねれば簡単に先ほどの抜き取った動画と組み合わせることができます。
AIオーディオストレッチ
AIオーディオストレッチは、音楽をちょうどよい感じに変更してくれる機能です。
動画よりも音楽が長かったり、短かったりすることありますよね。むしろ毎回音楽と同じ長さになる動画のほうが珍しいはずです。
通常であれば、自分で切り取りっていい感じにするのですが、それを自動でやってくれる機能です。
まずは音楽を入れてみてください。オーディオから簡単に入れることができます。
そしたら、通常のように短くするのではなく、音楽マークをクリックした後に短くしてみましょう。
これでいい感じに終了に合わせて曲が終わるようになりました。
AIノイズ除去
AIノイズ除去は、風の音や話し声などの音をAIがノイズをきれいに取り除いてくれます。
やり方はすごく簡単で、音声の部分をダブルクリックすると「ノイズ除去」があるので、その部分から簡単に変更ができます。
自分の状況に合わせて変更してみてください。ノイズを強くすると変な音になったりするので微調整しながらすることをオススメします。
3Dテキスト
3Dテキストを使うと、通常の文字よりも立体的なテキストを入れることができます。
また、表示の時も演出があったりして派手なシーンで使うことができます。
使い方は簡単で「T」ボタンをクリック後「クイック3Dテキスト」から入れることができます。
あとは、入れたい文字を入力して、プリセットからデザインを選ぶだけです!
必ずタイムラインに関しては「動画の上に文字」が来るようにしないと表示されないので注意してください。
文字に関しては、画面上でドラッグすれば好きな部分に移動ができます。
プリセットに関しては、「↓」をクリックすると最初の表示数より多く表示することができます。
色々あるので選んでみてください!
Premiere Pro/Final Cut Proショートカット
Premiere ProやFinal CutProで使用していたキーボードのショートカットをFilmoraでも使用できるようになりました。
なので、Filmoraに乗り換えたりしたときに、キーボードショートカットで迷うことが少なくなります。
「ファイル」→「キーボードショートカット」の順番に開きます。
「ほかのショートカットプリセットに切り替え」から「Adobe PremierePro」もしくは「Final Cut Pro」に切り替えが可能です。
もちろん、切り替えた後も好きな配置に1つずつ変更もできます。
エフェクト表示の最適化
Filmora内蔵のエフェクトの分類、表示を最適化。
さらに表示速度が改善されてより快適になりました。
新しいロイヤリティフリー音楽
ロイヤリティフリーの音楽が100曲以上追加されました。
まとめ
このように、Filmora12ではたくさんの機能が追加されています。
特に、
- キーフレームの強化
- 調整レイヤー
- 描画マスクツール
- AIスマートカットアウト
- AIノイズ除去
この辺りは、使いたい人にとってはすごくありがたいですね。
ノイズ除去なんて、動画編集の時によく使用しますし、あるだけで本当にありがたい機能の1つです。
Filmora12の新機能を使って、動画編集をしてみてください!