パソコンの動作が遅くてイライラ!そんな時はデフラグを試してみよう

  • 2015年12月10日
  • 2020年11月5日
  • Windows

なんか最近パソコンの動作が遅い気がするんだよね。
全然パソコン使ってなかったから、パソコンの動きが悪くなっちゃったのかしら。
インターネットしてるだけでパソコンが重くてイライラ!!

なんてことありませんか?

パソコンの動作が遅くなってしまう原因はデフラグをすれば解消するかもしれません。
新しいパソコンを購入しようかなと思ってる方も、買う前に是非試してください。

全体的に直したい場合は「パソコンの調子が悪い時に絶対に確認すべき大事なこと」の記事を参考にしてください。
※この記事では前回の記事の1部分で紹介している「デフラグ」についてだけを詳しく書いています。

デフラグをするだけで、少しはパソコンが軽くなる可能性があります!
まず、デフラグって言われてもパソコン用語わからない!って方も多いと思いますので、是非覚えてやってみましょう。

デフラグってなに?

デフラグとは「デフラグメンテーション(defragmentation)の」の略です。
反対の言葉としてフラグメンテーションという言葉があり、これは「断片化」という意味です。
反対語なので断片化を解消した状態が「デフラグ」ですね。

断片化ってなに

断片化とはデータが綺麗に並んでない状態の事です。
例えば、マンガ本並べる際に1〜20巻まであった場合、1から順番に並べていくと思います。
そうすれば、読む時に順番になっていて読みやすくなりますよね。
きれいに並べた本棚ですが、ある日4巻と8巻が抜けていました。
なので、買って来た別のマンガ本の1巻と4巻を空いているところに適当にいれます。

そうすると「1、2、3、1、5、6、7、4、9、10」みたいな状況になります。

これが繰り返されていくと、当然バラバラになりますよね?


 

AAAAABBBBBBCCCCC → パソコンを購入してファイルを追加していった状態

AAAAA    CCCCC → のファイルを削除した状態

AAAAAFFFFFCCCCCFFF → があった場所にFのファイルを追加した状態

AAAAACCCCCFFFFFFF → デフラグした状態


 

パソコンも同じです。
基本的に、最初はまっさらな状態なのできれいにデータが並んでいるのですが、「追加」や「削除」などを繰り返していると、適当に空いてる場所にバシバシいれてっちゃいます。

これを順番通りにしたほうが良いよね!ってのが「デフラグ」です。
読んでわかる通り、キレイに揃えるので、確実にデフラグをしたら早くなるのがわかりますよね。

すごく簡単に言うとデフラグは「整理整頓」です!

デフラグのメリット、デメリット

何をするに対してもメリットだけってのはありませんね。
当然デメリットもあります。

デフラグのメリット

  • 読み込み速度と書き込み速度が早くなる
  • ハードディスクドライブの容量が増える
  • パソコンの動作の向上

デフラグのデメリット

  • HDDドライブの寿命が少し短くなる可能性がある
  • デフラグに時間がかかる
  • デフラグ中はパソコンがいじれない

デフラグの注意点

デフラグのやりすぎはよくない

デメリットにも書きましたが、デフラグはやりすぎるとハードディスクドライブの寿命が減ります。
もう、死にそうなハードディスクドライブにデフラグをすると壊れる場合もあるので注意してください。
やりすぎと言っても、1日3回とか4回とかやらなければOKです。
基本的な目安としては、1か月に1回とかで十分です。
通常は半年に1回でもやってあげれば良いかなと。

SSDでやるメリットがない

デフラグのメリットはハードディスクドライブ限定です。
最近復旧してきた、SSDではデフラグしてもほぼ意味がないです。
SSDとは、ハードディスクのほぼ全てにおいて優れてる機械です。ただし、値段は倍以上します。
SSD用デフラグツールとかも出てますが、SSDでやるメリットは殆ど得られないでしょう。
そしてSSDの読み込み速度があれば、やろうとも思わなくなると思います。

デフラグソフトを探さなくても良い

デフラグソフトはいっぱいあります。
検索すれば、こんなにあるのか!ってくらい出てきますが、標準のデフラグで大丈夫です。
ツールを使うことによって細かくデータが見れるので、データを細かく見たい方はインストールしてみてください。
どの辺が断片化しているのかとかがわかります。

デフラグのやり方

1、windowsマークを右クリックして、エクスプローラー(E)を選択する

デフラグのやり方1

2、ハードディスクドライブとフォルダーが表示されている画面にする。

デフラグのやり方2

3、デフラグしたいローカルディスクを選択して、右クリック→プロパティを選択する

デフラグのやり方3

4、ツールタブをクリックする

デフラグのやり方4

5、「ドライブの最適化とデフラグ」の中にある、「最適化」をクリックする。

デフラグのやり方5

6、「最適化が必要ですと」なっているハードディスクをクリックして「分析」ボタンをクリックすると、断片化されているかをパーセント表示で見れる

デフラグのやり方6

7、「分析」の隣にある「最適化」をクリックするとデフラグが始まる

※デフラグ中は絶対にパソコンをいじらないでください!

デフラグのやり方7

8、終了すると断片化が開始前より少なくなっているのがわかる。

デフラグのやり方8

まとめ

最近はSSDが少しずつ普及していることもあり、デフラグする必要もないことがあります。
ですが、まだまだハードディスクが一般的なので、動作が遅い場合はぜひデフラグを試してみてください。

これからは、パソコンの性能がどんどん良くなってきてるので、パソコンが重くて使えないってことも少なくなるでしょう。
職場のパソコンとかは大量にパソコンを導入するので、性能がよくないことが多かったりします。

そういうときに、デフラグは効果を発揮しますね。

ただ、今は安くて良いパソコンが手に入るので、あまりにもパソコンの動作が遅い場合は買い直しても良いと思います。

パソコンを選ぶときに失敗したくない場合は「初めてパソコンを購入するPC初心者へ向けて選び方の全てを大公開」を読めば良いパソコンが購入できます。