パソコンの調子が悪い時に絶対に確認すべき大事なこと

  • 2015年6月10日
  • 2020年11月5日
  • Windows

パソコンの調子がおかしい時ってよくありますよね。

特に通販サイトや通販番組で安いと思って買ったノートパソコンなどによくある話です。
安さにつられて買うと大変!スペックが全然足りてない!!っという話はよくあります。

今日はちょっと重いな〜っとか、いっつも重いけどなんで!?って時があって原因がよくわからなかったりします。
生徒さんでノートパソコンを持ち込んで習っている方がいて、一緒にやったところ動作がものすごく遅くて全然先に進まない状態でした。
とりあえずささっとその時は瞬間的に軽くしたのですが、やっぱり再度持ち込んでいただいた時にも遅い状態でした。

今後に支障が出るので、預かってパソコンの調子を改善させていただくことにしました。
そのときにやった作業をここにシェアしたいと思います。

パソコンの調子がおかしい時はタスクマネージャーをとりあえず開く

これはまず絶対にやってほしいことです。
一番簡単に何が原因かをざっくり探ることができます。
タスクマネージャーの開き方は「CTRL+ALT+DELETE」です。
押し順はCTRLから順番に押していってください。
開いたら「タスクマネージャー」をクリックします。

タスクマネージャーとはなんなのか?

タスク マネージャは、現在コンピュータ上で実行されている「プログラム」「プロセス」「サービス」が表示されます。
あなたが今使っているソフトが何かがすぐわかると言うことです。

よくわからない方は、パソコン内で何が動いているのか、何が悪さをしているのかなどが分かる機能と思っていただけたらいいです。

タスクマネージャーを見る重要箇所は?どこを見ればいいの?

初心者の頃はいろいろ書いてあるのでどれを見ればいいのか分からない状態になります。
一つずつ学んでいきましょう。

タスクマネージャーを開くとこのような画面になると思います。
この中にある「CPU、メモリ、ディスク」の3つの内どれか1つでも100%の状態が続いていると、パソコンの動作が遅くなります。
まず何故この「CPU、メモリ、ディスク」が100%になってはいけないのか、それぞれの役割を見てみましょう。

CPUとは?


CPUとは人間で言う「脳」の部分です。
人間は何かを考える時に「脳」を使うのと同じで、パソコンも何かをする時に「CPU」を使います。
詳しいことは省きますが、この「脳=CPU」の部分が100%ということは10人くらいから一斉に話しかけられて、そんなにいっぺんに話しかけられても全部聞き取れません!!!!みたいな状態です。
なので、CPUが100%になっている時は考えられる状況じゃないので、パソコンの動作が遅くなるのは当然の事なのです。

メモリとは?


メモリとは「作業スペース」の事です。
人間もそうですがいくら頭がよかったとしても、作業する場所がないと効率よくできません。
学校で1人1人に机がありますが、この「机」がパソコンで言う「メモリ」にあたります。
例えば絵を描こうという時は、机の上に紙を置いて、何を書こうか考えますよね。

この紙を置くスペース(机)がメモリというわけです。
このメモリが100%になってしまってる時は、作業する場所がないって状態です。

ディスクとは?


タスクマネージャーに書いてあるディスクとは、「ハードディスクドライブ(HDD)」の事です。
ハードディスクドライブとは「収納しておく場所です」
先ほどのメモリが机ならば、ハードディスクは「机の引き出し」です。

もしディスクが100%になってしまっている時は、机の引き出しの一番下に取り出したいのがあって、全部出して取り出して、全部戻して、また一番下に入れてを繰り替えしているみたいな事だと思ってください。
とりあえず大変な状況です。

ディスクが100%の場合どうやって改善すればいいのか

今回はタスクマネージャーにあるディスクが100%になってしまって困ってる場合について紹介していきます。
CPU、メモリについては別記事で紹介していきます。
被っている部分がいっぱいあるので、メモリやCPUが100%になって困っている方も是非試してみてください。

いらないソフトをアンインストールする

ソフトがいっぱい入っていて、パソコンの処理が遅くなっていという事はよくあります。
そのソフトを完全に消す事によって、勝手に起動していたりという状態を防ぐ事ができます。
これをする事によって動作が軽くなるので是非やってみてください。
※消してはいけないソフトも多数同じ場所にあるため、よくわからない方はいじらない方がいいです。


1、コントロールパネルを開く
左下にあるWindowsのマークを右クリックして、コントロールパネルを選択します。

 


 

2、「プログラムのアンインストール」をクリックする


 

3、枠内にあるソフトをアンインストールしていきます


 

4、例えば「Canon Mg7100 MP Drivers」を選択してアンインストールのボタンを押すと完全消去されます
※ここの画面はそれぞれ違うため、各自調べてから作業をしてください
※よくわからない方は触らない事をオススメします。

Windowsのアップデートをする

Windowsのアップデートは非常に大事です。
これのせいでパソコンの動作が重くなっている人はよくいます。
なのできちんとアップデートしておきましょう。


1、コントロールパネルを開く

左下にあるWindowsのマークを右クリックして、コントロールパネルを選択します。

 


 

2、システムとセキュリティを開く


 

3、Windows Updateを開く


 

4、アップデートがある場合は、この画面にアップデートしてくださいとでてきます。

ディスクのクリーンアップをする

ハードディスクの中がごちゃごちゃになっている可能性があるので綺麗にしましょう!
デフラグと言われる作業をします。


1、コントロールパネルを開く
左下にあるWindowsのマークを右クリックして、コントロールパネルを選択します。


2、システムとセキュリティを開く


3−1、ディスク領域の解放をクリックします


 

4−1、このような画面が出てきますので待ちましょう。


 

5−1、「ディスククリーンアップ」という項目が出てくるので、全てにチェックを入れて「OK」をクリックします。
※基本的にはここでチェックを入れると危ないという項目はありません。


 

3−2、「ドライブのデフラグと最適化」をクリックします。
※デフラグについてはデフラグについて書いた記事で詳しく解説しています


 

4−2、ハードディスクがドライブが表示されているかを確認します。


 

5−2、ハードディスクドライブを選択して「分析」をクリックします


 

6、「分析」が終了したら、分析の隣にあった「最適化」をクリックします

仮想メモリを増やす方法

メモリには仮想メモリという種類があります。
これはメインメモリの容量が足りなくなった時に使われる一時的なメモリです。
実はこの仮想メモリというのはハードディスクドライブの一部を使用しています。
なので、これが低いとメモリが少なくなった時に動作が遅くなるので設定しておきましょう。


 

1、システムをクリックします。


 

2、システムの詳細設定をクリックします


 

3、「詳細設定」にある「設定」をクリックします


4、「パフォーマンスオプション」が出てくるので「詳細設定」を押します


 

5、「変更」をクリックします
※仮想メモリにある数字がパソコンのメモリと同じならばそのままで大丈夫です。
※メモリがわからない方は3つ上の2番の画像の真ん中あたりに書いてあります。


 

6、一番上のチェックを外して、「カスタムサイズ」を選択します。

初期サイズにはメモリの容量、最大サイズにはメモリ容量の2倍の数値を設定しましょう。

 

システム復元ポイントを無効にしよう

システム復元ポイントが有効になっていると、ディスクが100%のままになってしまうことがあります。

その場合は無効にしてみて、様子をみてみるといいでしょう。


 

1、「システム」を開きます


 

2、システムの保護を開きます。


 

3、「システムの保護」を選択し、「保護設定」の中からドライブを選択し「構成」をクリック


 

4、「システムの保護を無効にする」にチェックをつけてOKをクリック

IPv6を削除する

IPv6を使用していない場合はIPv6という項目を使わないように設定しましょう。

よくわからないという方は、使ってる可能性はないと思いますので設定しましょう


 

1、「ネットワーク接続」をクリックします

 


 

2、接続状況に合わせて「Wi-Fi」もしくは「イーサネット」を選択します


 

3、プロパティを選択します


 

4、「インターネットプロトコルバージョン6」のチェックを外しましょう。

いらないサービスの起動を停止する

もしかしたらディスクが100%になっている時は一番効果があるかもしれないです。

勝手に起動しているサービスを起動させないようにしましょう。

初心者の方はあまり変更しない方がいい設定だと思います。

難易度が少し高いため、説明も今までのより省きます。


 

1、コントロールパネルからシステムのセキュリティーをクリックし、管理ツールの中のサービスを選択します。


 

2、サービスの中から「FAX」を選択します


 

3、右クリックをして、プロパティを開きましょう。


 

4、スタートアップの種類から「無効」を選択しましょう。


 

各サービスの設定を「無効に変更しよう」

設定の仕方は先ほどと一緒ですが、無効にするサービスを紹介します。
詳細は項目の左側にそれぞれ書いてあるので、それをお読みください。
よくわからない人は、触らない方がいいと思います。

「Remote Registry」
「Windows Update」
「IP helper」
「Super fetch」
「Peer name resolution protocol」
「smart card removal policy」
「Smart card」

最後に

これを全部やってみてパソコンのディスク100%が消えない場合は、セーフモードで起動するなどの対処法になります。
セーフモードは初心者の方が変に弄ると、起動しなくなったりすることもあるのでなるべくならいじらない方がいいです。
専門店に聞いてみることをお勧めします。

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