これからアフィリエイトで記事を外注して稼いでいこうと思っている人も多いはず。
でも、外注ってどうやったらいいんだろう?失敗しないかな・・・。と事前に迷う気持ちもわかります。私が初めて外注したときは、「よくわからないけどやってみよう!」で始めてみました。
そこから慣れてきて、今までに合計50人以上のライターさんとやりとりをしてきて失敗も重ねて分かったことがあります。
なので「これから記事を外注してみようかな・・・。」「外注始めたけどこれでいいのかなと・・・。」考えている人向けに書いてみました。
それぞれの外注するときの失敗ポイントと改善策を載せているので参考にしてください。
外注化の経験で感じた7つの事
経験した中で感じたことは大きく分けて7つです。
- 記事単価が高いとレベルが高いわけじゃない
- 記事単価を低くしたいならやりがいを与える
- マニュアルは超重要
- 抽象度が高いのは伝わらない
- ダメ出しはしない
- ダメだと感じたらすぐ辞めてもらう
- 多く雇いすぎるのも良くない
この7つを押さえておけば、まあそんなに失敗しないだろうと思います。
ちなみに使っていた外注先は3つです。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- シュフティ
外注する前は、ネットでめちゃくちゃ情報収拾をしてから外注化しましたが、全然うまくいきませんでした。
単純に能力にもよりますが、私はマネジメント能力が全然なかったので、数をこなして能力をアップしていきました。
なのでディレクターの立場って本当に難しいなと感じてました。
自分でキーワード探して記事をこうやって執筆する方が完全に楽です。
外注化で最初から楽ができると思ったらマジで大間違いですよ。外注化には外注を管理する能力がないと本当に疲弊します。
だからと言って得意不得意があるので、最初からできる人じゃない限りやらないと身につけられないので、頑張るしかないんですけどね。
では、感じたことの7つについて1つずつ解説していきます。
記事単価は高ければ良いわけじゃない
記事単価ってすごく悩みますよね。
絶対に最初に直面する悩みは「いくらで発注するのか。」です。
何が良いのかわからないので実験も兼ねて「1文字0.3円〜3円」まで試してみました。
ここで分かったことが「記事単価は高くてもそこまでクオリティに直結しない」です。
確かに1文字0.3円の人と、1文字3円では初期能力が圧倒的に違います。
ですが、1文字1.5円と3円ではそこまで違いはありません。
場合によっては、1文字0.5円くらいでもかなり良い記事を書いてくれますし、読みやすくて編集しやすい人もいます。
なので、単価は募集するときの人数を集めやすいって感じなので、高くしすぎても効果がないと思ってください。
記事単価が低くするなら「やりがい」が重要
記事単価が低すぎるとどうなるのかというと、まあ普通に考えて応募がありません。応募があってもすぐにやめます。
単価が低くても応募してもらえるようにするにはどうするのかというと、「やりがい」を作ってあげることです。
やりがいというのは心理的に面白くて、「単価が安くてもやっているのは「やりがい」があるからだ」と都合の良いように解釈してくれます。(ブラック企業ってこうやって出来上がるんですね・・・。)
なのでこの「やりがい」や「充実感」はすごく重要になります。
例えば「1日1000円しかもらえないけど、趣味で毎日やっていて楽しいと感じる」か「3000円もらえて超つまらない作業」だと前者の方が圧倒的に長続きします。
なので、外注費を安くしたい場合は何かやりがいを感じられる部分を提供しないといけないですね。
とは言っても難しいことではなく「褒めたり」するのも効果的ですし、「こうやって記事が公開されてる」なんて情報を与えられるだけでも十分です。
ライターの人が見て、金額以外に楽しそう!と思える案件の方が長続きする場合が多いです。
外注ライターは基本マニュアルを理解できない
外注化しようとしたときに「とりあえずキーワードこれで後はよろしく!」と言うのは絶対にダメです。当たり前ですが、外注化では「マニュアル」が必須になります。
ですが基本的にライターは「マニュアル」を読まないことが多いです。
マニュアルの内容は、どのように記事を作成していけば良いのか、どのような意図で記事を製作して欲しいのかなどをまとめたものを渡していました。
もちろん分かりやすいように「全部動画」「テキスト」「実例付き」で解説したやつです。
普通にライティング学校だったら教材で売れそうなレベルです。
というか、そのマニュアルはこのブログで使っている方法と同じなので、理解して書けば普通にアフィリエイトで生活できます。
ですが、納品される文章は「え?絶対マニュアルの動画見てないでしょ・・・」という人たちが大半です。または、「これはマニュアルを見たけど、理解できてないだけなのかな?」という状態です。
マニュアル見てないだけなら、「見ました?」と聞けますが、読んだかどうかわからないと判断できないとどうしようもないです。
マニュアルは難しいと理解されない
マニュアルはもちろん「誰でも理解できるように作る」必要があります。
ですが、完成したマニュアルを初心者が見ると「難しい」と感じることがほとんどです。
かなり分かりやすく作ったつもりでも、実際に初心者が見ると理解できません。
なので、「3行書いたら必ず改行してください。」など具体的にかつ簡単に書かないと実践してもらえないです。
実際にこの改行の指示があるマニュアルを渡しているのに、改行がゼロで納品されたこともあります。
抽象度が高い表現は難しい
また、マニュアルの抽象度が高ければ高いほど難しいです。
これはやってしまいがちなのですが、「小学生が見ても分かるように書いてください」とかこういう言い回しは伝われないです。
もちろん理解してくれる方もいますが、少しでも多くのライターに伝えたいのであれば具体的に説明しないと全く伝わらないです。
前に「このテーマの関連なら何でも良いです。ただし他の人が悩んでいてそれを解決できるものを(もっと細かく指示してますが)」と提示していたのですが、「私が●●のときの1週間のスケジュール」というタイトルで、1週間の朝の起床から寝るまでを事細かく解説した記事を納品された事があります。
「芸能人かよ・・・。」と思った記憶がありました。
もちろん記事は買い取ってボツにしました。
ダメ出しはしない
最初の頃はダメ出しをしていました。ですが、ダメ出しはやめた方が良いと気付きました。
理由は、
- ライターが不機嫌になる
- ライターが辞める
- 時間の無駄
- マニュアルで理解できなければ無理
- 結局伝わらない
この5つですね。
怒られて嫌じゃない人はいませんし、第一マニュアルで伝わってない人はもう無理です。改善しませんし伝わりません。お互いの時間の無駄です。
自分だけの問題ではなく、相手にとっても続けることはよくないです。
テストライティングをやってみて、「あれ?なんかちがう?」とちょっとでも違和感を感じたら終了しましょう。
普通に記事を作成していても、途中で「ちょっと違うんだけどなー」と思ったら指摘するより、迷わず辞めてもらった方が早いです。
指摘すれば直るような簡単な部分は言いますが、微妙そうなのは記事を買い取って終わりが一番良いです。
テストライティングでも基本的に不採用の理由は言いません。
「理由については希望者のみお送りしてます」と書くと7〜8割は聞いてきません。
不採用なのにダメ出しなんか聞きたくないですからね。
向上心があるような人は聞いてきますが、それで何人か追加で書いてもらったけど直らない事が多いです。
やっぱり、書いてらもらう人次第なので、どんどんと次を探した方が良いです。
多く雇いすぎるのは良くない
ネットで探してたら「すぐライターは辞めるから多く雇っておこう!」と書いてあったので、その通りに実行していました。
ですが、これはよくなかったです。
一気に20人とか雇っちゃったので、記事の納品と対応が間に合わなくて「あー、もうなんでもいいや」ってなっちゃいました。
なので、1人のライターに多くの記事を書かせるのがいいですね。
人数雇っても、結局納品数が少なかったり、しっかりと管理しないとすぐいなくなっちゃうので良くないです。
外注を成功させるのはあなた次第
なんだかんだ言っても外注の成功のカギは発注者次第です。
僕みたいにうまく使えない人に当たればライターも良い記事が書けないですし、上手な発注者に当たればそのライターも伸びていきます。
外注化は、記事が書けるかとは別のスキルです。
身につけたいならば記事を書くのと同じでやりまくって覚えるしかないですね。
始めからうまくいく人もいるし、うまくいかない例もあります。
やってみて感じましたが、ブログで自分で書いて稼ぐよりはるかに難しかったです。
人を管理する能力については、最初の頃よりもかなり身についたなと感じました。