せっかく安く携帯電話が持てると思ったのに、クレジットカードを持っていなくて格安SIMが契約できなかったという経験はありませんか?
クレジットカードを持っていない人のために、格安SIMでは口座振替が可能な会社もあります。
圧倒的な料金の安さが魅力の格安SIMですが、実はクレジットカード払いが必須となっているキャリアがほとんどで、ドコモやソフトバンクのように口座の引き落としができるキャリアは少ないんです。
なので今回の記事では、口座振替が可能な格安SIM会社をまとめてみました。
クレジットカードを持っていない方や、できるだけ使用したくない方はぜひ参考にしてくださいね。
携帯電話の支払い方法について
まずは、携帯電話料金の支払い方法について紹介します。
口座振替以外にも支払い方法はあるので、あなたが本当に口座振替の選択が一番良いのかを確認しておきましょう。
クレジットカード払い
クレジットカード払いは、大手3台キャリア、格安SIM会社のほぼすべてで対応しています。
キャリア側からみれば、確実に決まったタイミングで料金を回収できますし、ユーザー側からすればポイントなどの特典が貯められるというメリットがありますね。
ドコモなら、クレジットカード機能付きのdカード、auならクレジットカード機能付きのウォレットカードと、携帯電話事業者が展開しているクレジットカードでは割引サービスが利用できる場合もあります。
格安SIM会社でも、楽天モバイルの利用時に楽天カード、イオンモバイルに対するイオンカード、など関連する会社の発行するカードで支払いをすると大きなメリットのあるケースがあります。
口座引き落とし
銀行や信用金庫など、金融機関の口座から毎月決まった日にちに直接引き落としされる支払い方法です。
3大キャリアの場合は、地方銀行や信用金庫も含めてほとんどの銀行の口座引き落としに対応しています。格安SIMでは上で書いた通り対応していないケースが多いのですが、うまく選べば対応しています。
ただし、格安SIM会社の場合は、対応している金融機関が限られますので、口座のある金融機関で対応しているか否か契約前に確認しておきましょう。
クレジットに比べると料金の支払いにタイムラグが少ないので、使い過ぎの心配も抑えられますし、情報流出なんかの心配も避けられますね。
窓口払い、その他
現在は受付を行っていませんが、以前3大キャリアではコンビニやキャリアショップ(ドコモショップなど)に請求書を持参し現金払いをするタイプの窓口払いも受け付けていました。受付停止前に契約し、支払い方法を変更されていない方で窓口払いのままになっている方もいらっしゃいます。携帯電話会社は窓口払いをなくしていく方向です。
他に、ごく一部ですがデビットカード払いやLINE PAYが利用できる場合があります。
口座振替が利用できる格安SIM会社
口座振替が利用できる格安SIM会社は以下の5社です。
ただし、口座振替を設定するにあたって条件が指定されている場合もあり、無条件に利用できるわけではありません。
各社の口座振替設定方法や条件について、順にみていきましょう。
楽天モバイル
口座振替でダントツでオススメなのが「楽天モバイル」です。
料金プランや通信速度などバランスがとれていて人気のある楽天モバイル。
口座振替の設定は可能ですが、口座振替を設定すると手数料として毎月100円かかってしまいます。
三菱UFJファクター利用の金融機関から選択できます(ただし、ゆうちょ銀行は対象外なので注意してくださいね)。
信用金庫で一部取り扱い不可になっている金融機関がありますが、大手行だけでなく地方銀行や信用金庫まで幅広く対象となっています。
設定方法は、新規契約(MNP契約)申し込みの際に、「口座振替」を選択し、口座情報を登録します。(ウェブ上にて)
1回目の料金の支払いより、指定の口座から引き落としになります。1回目から引き落としになるというのは、結構大きなポイントです。
ocnモバイルONE
OCN モバイル ONEは、クレジット払いが原則です。
そのためか、ウェブページから契約を行おうとすると、支払い方法としては「クレジット払い」しか選択できません。
口座振替は、例外的な対応なのでコールセンターに電話して手続きを取らなければならないようです。
コールセンターに連絡すると「口座振替依頼書」が郵送されます。
この書類に必要事項を記載して返送すれば口座振替の手続きができます。
注意したい点としては、口座振替の依頼書がocnに到着しないかぎり手続きが完了しません。
特に更新期間中のMNPを希望されている方は、郵送のやり取りをしている間に更新期間が完了してしまうケースがありますので、日程に余裕をもって口座振替の依頼をしておきましょう。
また、口座情報の不備などにより4か月以上経過しても口座振替の手続きが完了しない場合、解約とされてしまう可能性があります。(ocnモバイルONEの注意事項にそのように記載されています。)
ですので、記入事項を正確に記入してくださいね。
ocnモバイルONEでは、契約月は請求がないので、口座振替の書類に不備がない限りはきちんと初回の引き落としから口座振替になるようです。
簡単に流れをまとめると以下のようになります。
- インターネットでocnモバイルONEのSIMを購入する
- ocnモバイルONEのカスタマーサービス(0120-506-506)に電話し、口座振替用紙を依頼する
- 口座振替用紙に記入した後に返送します
- ocnから用紙到着の連絡があります
- 開通手続きをします
mineo
mineoの場合は、以下のユーザーが口座振替可能なユーザーです。
「eo光を契約していて支払い実績が1回でもある方」
eo光は、関西地方を中心に展開しているインターネット光サービスです。(対象地域:大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県)。対象地域に住んでいない方は、口座振替が選べません。
正直なところ、条件としてはかなり厳しいですね・・・
eo光でもともと口座引き落としを設定されている方は、mineoを登録する際にeoIDを入力してログインしてから契約手続きを進めるとmineoの支払いも口座振替になります。
UQモバイル
UQ mobileのウェブページにて、口座振替に対応可能な金融機関の一覧が掲載されています。
ほとんどの金融機関に対応していますが、一部金融機関については店頭での受付が「×」になっている点に注意してくださいね。
また、UQモバイルの店頭で手続きをする場合、キャッシュカード原本の持参が必要です。
さらに、口座の名義が本人ではなく家族の方のものの場合は、口座名義人の方との家族関係が証明できる書類(戸籍謄本や住民票)が必要ですので、こちらもお忘れないようにしてくださいね。
ウェブから登録する際には、ご利用料金の支払い方法に「口座振替(銀行)」を選択してください(ゆうちょ銀行の場合は「自動振込(郵便局)。後日、口座振替用紙が到着しますので、記入後にUQお客様センターに返信してください。1~2カ月で手続きが完了します。
3カ月目からは払い込み用紙発行手数料が1回につき200円かかりますので、不備なく速やかに手続きを完了させてください。
また、払い込み用紙の場合、つい支払いを忘れてしまうことがあるので要注意です。
料金滞納の場合は個人の信用情報に影響し、今後スマホが契約できなくなるなどのリスクが発生します。特に、端末を割賦契約で購入した場合については、信用機関にいわゆるブラックリストとして登録されるケースもあり、そうなってしまうとクレジットカードが契約できなかったり住宅やマイカーのローンに影響したりしてしまいます。
そんなリスクをできるだけ減らすためにも、スムーズに口座振替の手続きを進めたいですね。
ワイモバイル
Y!mobileでは、ワイモバイルショップの店頭で口座振替の手続きができます。
ペイジーに対応した金融機関であれば登録できるので、ほとんどの金融機関が対応しています。
店頭で契約する場合は、以下のものを持参してください。
- 本人名義のキャッシュカードおよび通帳(原本)
- 本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
- 銀行印
UQモバイルに比較すると、手続きがやや大変ですね・・・
いったんクレジット払いで契約した後に口座振替に変更する場合は、郵送でも手続きできます。
UQモバイルと同じく、口座振替の依頼から手続き完了までに2カ月ほどかかり、その間は窓口での支払いになります。窓口での支払い忘れには十分注意してくださいね。
まとめ
情報がいろいろとややこしいので、比較しやすいようにまとめると以下の通りになります。
楽天モバイル | OCN モバイル ONE | mineo | UQ mobile | Y!mobile | |
口座振替 | 可 | 可 | ごく一部可 | 可 | 可 |
設定方法 | ウェブ登録 | 郵送 | ウェブ登録 | 店頭or郵送 | 店頭 (郵送 契約後) |
引き落とし日 | 27日 | 契約内容による | 27日 | 27日 | 27日 |
回線 | ドコモ系 | ドコモ系 | ドコモ系・au系 | au系 | 単独 |
[voice icon=”https://pasonyu.com/wp-content/uploads/2017/10/43f48fd7cf194d6fa7a1e3e218938fe7-150×150.png” name=”あきゆき” type=”l”]口座振替だったら一番簡単で値段も安い「楽天モバイル」を選択しておけば間違いはないです。[/voice]
現在利用中の端末をそのまま利用してMNPをしたい方は、ドコモとauのユーザーは選択肢がありますがソフトバンクユーザーはありません。
SIMフリー対応端末であれば問題ないのですが、対応していない場合は端末を購入しないと口座振替のできるSIM会社は選べないです。