スマホを格安SIMで法人契約したい場合どうすれば良いのかわかりにくいですよね。
格安SIMのページを見ても、個人向けに展開していますし、特に法人だとどこのサービスがお得かが分かりにくいです。
また、どうやってスマホを入手して、どこで契約するのが良いのかなど購入する際の注意点などをお伝えします。
格安SIMで法人契約はできるか?
スマホのコストを削減する方法として真っ先に思い浮かぶのは格安SIMです。
そこで、格安SIMは法人契約できるの?って疑問に思っている人も多いはず。
結論からいえば、全ての格安SIM事業者で法人契約できるわけではありませんが、いくつかの格安SIM事業者で法人契約を受け付けています。そして、法人契約をした場合は、当たり前ですがたくさんメリットがあります。
スマホは決して安いものではないので、工夫せずに携帯電話ショップの窓口で契約を進めてしまうと、端末代金や月々の通話料負担が重くのしかかってしまうのでしっかりと確かめて契約しましょう!
スマホを法人契約した場合のメリット・デメリット
一般的に、スマホを法人契約した場合のメリット・デメリットを紹介します。
格安SIMを法人契約した時のメリット
格安SIMを法人契約した場合は、以下のメリットがあります。
1. 法人契約専用のプランや割引が利用できる
法人契約の場合は、お得なプランやサービス、キャンペーンが展開されていることがよくあります。
個人利用の場合でも、格安SIMは従来キャリアに比べて圧倒的な安さを誇っていますが、そこからさらに安くなったり、特典があったりするというから驚きです!
法人契約に割引サービスがあるのは、一般的には大量に複数回線契約されることが多く、個人に比べて機種変更の頻度が少ない、解約されるリスクが少ない、ということが理由かと思います。
2. 支払方法が楽
格安SIMはクレジットカード払いしか選択できないことが多いのですが、法人契約の際には口座引き落としが選択できます。
なおかつ、同一法人名義の請求はすべて一本化できるので、経理担当者の手間もほとんどかかりません。
3. 海外で利用する際に便利
格安SIM事業者が販売するスマホ端末はSIMフリー端末であることが多いので、出張で海外に渡航した際に安い海外のSIMをそのまま差し込めば通信できます。国際電話はまだまだかなり割高なので、海外出張の多い企業ではかなりの経費削減になるのではないでしょうか?
格安SIMを法人契約する時の注意点
一方で格安SIMを法人契約する際は注意していただきたい点もあります。
1. 通信速度や通話品質に注意すること
従来の3大キャリアと比較するとどうしても通信が混雑してしまったり、通話音声が悪くなってしまったりする可能性は否めません。
ビジネスでは、スピード感が重要であること、情報の正確性が重要であることは言うまでもありません。
回線の混雑によってすぐに連絡ができなかったり、音質の低下によって相手の声が聞き取れなかったりしてしまうと、月々の料金のメリット以上の大きな損失をこうむりかねません。
2. 通話中心の場合には高くついてしまう可能性がある
格安SIMは音声プランには無制限の通話定額プランがありません。
したがって、通話が中心のユーザーにとっては月々の利用料が高くなってしまう可能性があります。
3. アプリやサービスの対応可否に注意
どんなスマホでも同じようにアプリやインターネットを使用できると思いがちですが、SIMの事業者が変わるとまれにアプリやサービスが対応していないケースがあります。新規契約やMNP契約をする前に、必ず使用したいアプリについては使用の可否を確認しておきましょう。
法人契約できる格安SIMサービス5選
続いて法人契約が可能な格安SIMサービスについて、5つ選んだので紹介していきます。
楽天モバイル
楽天モバイルは、格安な通話料と安定した高速通信のバランスの良さから人気です。
法人契約した場合の特別プランが用意されているわけではありませんが(むしろ、個人向けに適用されるキャンペーンは法人契約の場合は対応不可。特に楽天ポイントが付与されない点には要注意です!)、品質の安定性を重視されるならオススメの格安SIMです。
10回線まで一度に申し込みが可能で、見積もりも取れます。
※11回線以上の場合は、個別相談してください。
1回線あたり100円でデータシェアができる点が非常に大きなメリットではないかと思います。
また、ユニークな点としては、オプションでドローンを購入できる点です。
申し込み方法はウェブから申込書を取り寄せ、申込書と確認書類を添付し返送します。
申し込みから1週間程度で手元に商品が到着します。
確認書類
- 法人確認書類(登記事項証明書もしくは印鑑証明)
- 担当者名刺もしくは社員証(コピー)
- 担当者本人確認書類(運転免許証、住民基本台帳カード、パスポート、健康保険証+住所確認書類)
mineo
mineoは、ドコモ、auのマルチキャリア対応の格安SIMです。
法人契約をすることにより、50円/回線の回線数に応じた基本料金の割引がなされます。
個人契約の家族割は4人で契約しても200円の割引にしかならないのであまりお得感がありませんが、法人の場合は回線数が多いのでメリットが非常に大きくなります。
契約の流れはrakutenモバイルと同様、ウェブから申込書を取り寄せ、申込書と確認書類を送付後にSIMカードが送られてきます。
確認書類
- 法人確認書類(登記事項証明書)
- 担当者名刺もしくは社員証(コピー)
- 担当者の運転免許証またはパスポート
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルはドコモ、auのマルチキャリア回線ですが、法人携帯の場合はドコモの回線のみで運用されています。
その代わり、基本料金は個人向けの料金プランより200円安くなります。
また、データプランの場合は、お試し利用もできます。
例えば、6ギガの通話付きプランが1,950円/月と他社格安SIMと比較しても非常にリーズナブルな料金設定になっています。
注意点としては、法人でBIGLOBEモバイルを契約する際には管理者が1名必要で、別途料金(500円/月)がかかることです。
初めてBIGLOBEオフィスサービスを利用する場合は9回線まではウェブから登録できます。
10回線以上の場合は、担当の営業社員の方が直接対応してもらえるようですよ。
いずれの場合でも、登録にあたって確認書類が必要です。
確認書類
- 法人確認書類(登記事項証明書もしくは印鑑証明)、個人事業主の場合は開業届出証明書もしくは納税証明書
- 担当者名刺もしくは社員証※コピー
- 担当者本人確認書類(運転免許証、住民基本台帳カード、パスポート、健康保険証+住所確認書類)※コピー
NifMo
通信データ使用量を、従業員同士で無駄なく分け合える格安SIMを希望されている場合にはNifMoに法人シェアプランがあります。
例えば、10GBのプランが月額3,200円です。
音声プランは、一律1回線あたり700円と非常にシンプルな料金体系で、管理者ツールを使用してウェブ上で料金明細やデータ使用量を一括管理できるというメリットもあります。
回線速度のチェックのために、SIM貸し出しサービスもあります(ただしデータ専用プランのみ)。
契約をするには、ウェブから申込書をダウンロードして、申込書と確認書類(法人確認書類、本人確認書類、名刺or社員証)を提出してください。
ワイモバイル
通話品質、インターネット通信の安定性を重視される方は、ソフトバンクのサブブランドのワイモバイルでも法人契約可能です。
法人専用プランとして、2GBまで使用できるSプランが1,980円から使用できます。
また、ワイモバイルはデータの分け合いができるシェアプランが利用できます。親回線の契約プランによって、子回線の料金が変化しますが、複数回線でデータ容量を分け合うことで無駄なく効率的にデータ容量を使用できます。
auのサブブランドのUQモバイルでも同様に法人契約ができます。
UQモバイルにはシェアプランがありませんが、ワイモバイル同様通話品質とインターネットの安定性に定評があります。
また、音声通話が中心の場合は、両社ともガラケーのプランがあります。月々の通話料を抑えるためには選択肢として検討されてみてはいかがでしょうか?
契約方法は、ウェブから申込書を取り寄せ確認書類(法人確認書類+本人確認書類+名刺もしくは社員証)を郵送するか、店頭にて契約をしてください。店頭契約の場合は法人印と、銀行口座の通帳が必要になります。
まとめ
法人契約できる格安SIMを紹介しました。
今回紹介した以外にも法人契約のできる格安SIMは多数あります。気になる格安SIM会社がある方は、一度確認をされてみてはいかがでしょうか?
せっかく法人契約をするからには、法人契約ならではのメリットも利用したいものです。
その際に、どういった点を重視するかによって契約する格安SIMの選択肢が決まってくると思います。
データのシェア、月々の基本料金、通話の品質など、ニーズに合った格安SIMを検討してください。