レンタルサーバーで失敗しない絶対に知っておくべき選び方

初めてブログやホームページでWordpressに挑戦しようというときに、絶対使うことになるのがレンタルサーバーです。
今まで何個もレンタルサーバーを使ってきましたが、レンタルサーバーを決めるときは何を基準に決めて良いかよくわからないですよね。

特に初心者の時にWordpressでサイトやブログを作ろうとすると、値段だけを見て選んでしまうことが非常に多いです。
さらに、検索をしていると安いサーバーを特に理由もなくオススメしている人も少なくないです。
そして、最近は少なくなりましたが格安レンタルサーバーの中にはWordpressがインストールできないところもあります。

私も始めた時は、レンタルサーバー比較とかレンタルサーバーオススメとかでいろいろ検索してました。
でも、そんな感じに探しても結局どこが良いかの決め手にはならないですよね。

特にWordPressを使用する場合は、PHPというプログラミングを使っているので、サーバーにものすごく負荷がかかってしまいます。
そのため、きちんと選ばなければサイトが表示されるまでにすごく時間がかかり、それどころかサーバーがダウンしてしまって見れなくなることもあります。

こうなってしまったら、せっかくブログを作っても見てもらえない状態になってしまいます。
ブログが表示れるのに少しぐらい時間がかかったって大丈夫だろうと思っていませんか?

サイトの表示が2秒遅くなると、それだけでブログの中身を見ないで帰ってしまうという結果が出てます。

それだけで?っと思うかもしれませんが、それほどサイトが表示される時間というのはすごく大事なのです。
もし、ネットサーフィンをしていたときに中々表示されないページに遭遇したことはありませんか?
そんなときに、「サイトが表示されないからすぐ戻るボタンを押す」という事をした事があると思います。

適当にレンタルサーバーを選んでしまうと、これから作ろうと思っているあなたのサイトでも起こり得てしまうという事です。

なので、この記事を読むことにより、失敗しないレンタルサーバーの選び方の知識が身につくので、レンタルサーバーにWordpressを導入する場合は契約前には必ず目を通しておきましょう。

レンタルサーバーを決める4つの条件

レンタルサーバーを決める際に、必ず4つの条件をクリアしているところに決めましょう。

  • データ転送量が多い
  • メモリが多い
  • サーバーのスペックが良い
  • 自動バックアップ

上記の4つの条件をクリアをしていると、今後のサイト運営していく場合に困ることはないです。

逆にこれらを満たしていないレンタルサーバーは、あまりオススメできないということになります。
ですが、全部を満たしているとなると値段が高くなるので、どういうサイトを運営していくかを考えてどこを選ぶか決めましょう。
サポートについては、どこも良くなっていますのでそこまで気にする事はないです。
それぞれの項目については、より詳しく解説していきます。
特にデータ転送量が少ないところは、アクセスが増えた時に最悪な結果になるので注意しましょう。

データ転送量が多いサーバー

まず、データ転送量が多いサーバーを見ていきましょう。

データ転送量とは、ブログやホームページを観覧した時に、表示される画像やテキストなど全てのデータの事を示します。
全てのレンタルサーバーにはデータ転送量の上限が設定されていて、それを超えてしまうとサイトが表示されなくなる恐れがあります。

そのため、最重要視してチェックしておかなければならない項目です。
もし、仮にデータ転送量が少ないレンタルサーバーを選んでしまった場合は、すぐに上限が来てしまうため運営自体ができなくなります。
そして、安いサーバーでは上限がかなり低く、10万PV位でも耐えきれないサーバーが多いので気をつけて下さい。

まだ、あまり人を集められていない状況だと10万PVも達成できないと思いがちですが、しっかりブログを作っていけば10万PVはすぐに達成してしまう数字です。

そのため、データ転送量の低いところを安易に選んでしまわないように気をつけましょう。

データ転送量の目安としては、1ヶ月100万PVを達成する事を考えると、約1日45GBが目安です。
そのため、仮に50万PVを達成したと考えたとしても、最低1日30GBの転送量がないと運営していくのには困難になってしまいます。

そこで各サーバーのデータ転送量を見てみましょう。

レンタルサーバー データ転送量/日 ディスク容量
ロリポップ 100GB 120GB
エックスサーバー 50GB 200GB
エックスツー 50GB 100GB
ヘテムル 60GB 256GB
コアサーバー 33GB 500GB
ファイアバード 10GB 100GB
さくらサーバー 80GB 100GB

これを見てみると50GBを下回るサーバーが幾つかあるのがわかります。

この時に安易に選んでしまうと、すぐ上限に達してしまうという事がわかるでしょう。
そのため、契約前に必ずデータ転送量は確認しなければいけません。

ロリポップに関しては、2015年末に10GBから100GBへ変更になりました。
ロリポップの古い情報サイトが多くありますので、注意してください。

ディスク容量について

レンタルサーバーの中には、データ転送量の代わりにディスク容量を目立つところでアピールしています。
ただし、ディスク容量は気にしなくて良いでしょう。

その理由は、格安レンタルサーバーを選んだとしても、 容量がいっぱいになる事はまずないです。
殆どのサーバーで100GB以上用意されていますが、使う容量は50GBも使わないです。

ディスク容量とデータ転送量が間違えやすいですが、必ずチェックすべき項目は「データ転送量」が大事という事を忘れないようにしましょう。

メモリ容量が多いサーバー

メモリ容量が多いサーバーを選ぶ事も重要になってくる。

なぜなら、メモリが少ないレンタルサーバーを選択してしまうと、同時アクセスがあった時にサーバーがダウンしてしまう可能性があるからです。
その時に出てしまうエラーが「503エラー」と呼ばれ、サーバーに負荷がかかり過ぎてる状態に起こります。
せっかくアクセスを集めて好調なのにもかかわらず、そんな時にエラーが出てしまうという最悪な状況になるのが「503エラー」です

ではどのくらいメモリ容量があれば安全なのかについて詳しく説明していきます。

理想は16GB以上備えているサーバーを用意するべきです。

レンタルサーバー メモリ容量
ロリポップ 非公開
エックスサーバー 16GB
エックスツー 16GB
ヘテムル 16GB
コアサーバー 8GB
ファイアバード 16GB
さくらサーバー 18GB

上記を見てみると、コアサーバーのメモリが8GBで他と比べると低い設定になっています。
ロリポップはサーバーが新しくなってから、情報が出ていないのでわかりませんでした。

経験上エックスサーバーを利用していれば、800人は間違いなく耐えることができます。

初心者のうちは800人も同時接続はありえない!と思いがちですが、そうではないです。

仮に作ったブログやサイトで紹介している商品が、テレビやYahooニュースで紹介された途端に一気にアクセスが増加する事は珍しくないです。
そうすると、一気に800近くアクセスが行ってしまうなんて事も普通に起こりえます。

ただし、私の場合はトレンドアフィリエイトというのをやっていたときに、起こっていた同時接続の数字です。
なので普段運営しているブログで、1つのブログの同時接続人数が800人を超えたときはまだありません。
正直、最初からそこまで気にすることもないかと思います。

ロリポップは2015年12月に同時接続拡張という機能を追加しているので、現在はロリポップでも耐えられると思います。

仮にこの時にサーバーがダウンしてしまったら、ものすごい数のお客様を逃してしまう可能性があります。
3日間アクセスが増加して、一気に落ち着いたりしてもその時には遅いです。

2、3日の爆発的なアクセスも大事なのに、その大事な時にアクセスできないという事になります。
そのためメモリが少ないサーバーだと、そのような事が起こり得るという事は必ず知っておかなければなりません。

レンタルサーバーのスペック

レンタルサーバーのスペックはサイトを素早く表示させる上で非常に大事な事です。

冒頭にも書きましたが、あなたもサイトの表示が遅くて閉じてしまったり、別のサイトを見に行った経験はありませんか?
表示するのが2秒遅いだけでも、約50%がブログを見てくれないというのを覚えておいてください。
処理速度が早ければ、そのような事態も防ぐ事ができます。

では、どのレンタルサーバーのスペックが良いのでしょうか。

レンタルサーバー CPU クロック数 コア数/スレッド数 PHP/MySQL処理速度
ロリポップ マルチコア 未公開 6コア/12スレッド
エックスサーバー Xeon E5-2430L 2.00GHz 6コア/12スレッド 22.50秒
エックスツー Xeon E5-2430L 2.00GHz 6コア/12スレッド 22.83秒
ヘテムル Xeon E5504 2.40GHz 4コア/8スレッド 17.21秒
コアサーバー Xeon L3110 2.83GHz 4コア/4スレッド 16.31秒
ファイアバード Xeon L3426 1.87GHz 4コア/8スレッド 19.86秒
さくらサーバー Xeon E312xx 2.40GHz 4コア/4スレッド 11.10秒

単純に数値が大きければスペックが良く表示速度が速いです
特にこの中のPHP処理速度は、サイトが表示できた速度です。
上記を見てもらうと、エックスツーが一番処理速度の速いレンタルサーバーになります。
エックスツーも速いですが、エックスサーバーも十分速い処理速度を保っています。

ロリポップに関しては分かりませんでしたが、他の2つに比べると速度は劣ります。

ロリポップは2015年末に新サーバーを設置して、速度が少し早くなりました。
現在も使っていますが、残念ながらエックスサーバー・エックスツーには処理速度で負けています。
ですが、それでも十分な早さは確保しているのは間違いないです。

また、エックスツーにはPHP高速化機能というのが実装されていて、より速いサイトの表示が可能となっています。
そのため、サイトをいくつも管理したりするようになった場合は、非常に良いレンタルサーバーだと言えます。

自動バックアップ

自動バックアップとは、データが突然消えてしまった時に復活できる機能の事です。

せっかく記事を2年、3年と書いていても、1日で全てが消えてしまいます。
記事をためておけるのは便利ですが、消えた時に復活できないのは最悪ですよね。

集客の殆どをネットに頼っていた場合は、データが削除されてしまった場合は生活にかなり関わってきます。
そのため、自動でバックアップ(保存)を取ってくれるサーバーがあるところを選ぶと良いでしょう。

レンタルサーバー 自動バックアップ
ロリポップ 月額300円
エックスサーバー 1回5400円(MySQL)/10,800円(Web)
エックスツー 1回5,400円(MySQL)/10,800円(Web)
ヘテムル 月額700円
コアサーバー 手動
ファイアバード 手動
さくらサーバー 手動

自動でバックアップを取ってくれますが、値段はそれぞれのサーバーによって違います。

月額料金を取るところや、その時だけお支払いというように分かれています。
選ぶならば自動でバックアップしてくれるサーバーがオススメです。
手動でもバックアップはできますが、ものすごく面倒くさいです。

月額料金や1回の高額料金が取られてしまいますが、いきなり集客方法がなくなるという事を考えると1万円でも確実に安いです。
なので、選ぶ際は必ず自動バックアップがついているかどうかを確認するようにしましょう。

どのレンタルサーバーを選ぶべきか

ここまで読んでいただければ、レンタルサーバーを選ぶ事は非常に重要だという事が理解できたはずです。

それでは、まず最初に先ほどの結果をまとめたので見てみましょう。

レンタルサーバー 初期費用 月額料金 転送量/日 メモリ 処理速度 自動バックアップ
ロリポップ 1620円 540円 100GB 10GB
エックスサーバー 3240円 1080円 50GB 16GB 22.50秒
エックスツー 6480円 1944円 50GB 16GB 22.83秒
ヘテムル 4266円 1620円 60GB 16GB 17.21秒
コアサーバー 5142円 3420円 33GB 8GB 16.31秒 手動
ファイアバード 2160円 540円 10GB 16GB 19.86秒 手動
さくらサーバー 1029円 515円 80GB 16GB 11.10秒 手動

このように、月額料金とレンタルサーバーの性能は必ずしも一緒ではないということがわかります。

転送量が50GB以上、メモリが16GB以上、処理速度が早く自動バックアップ付きという高条件を満たしているのはエックスサーバーとエックスツーの2つという結果になりました。

エックスサーバーを選択したいところですが、値段がロリポップより高いのがデメリットです。

ただしまだ収益もそんなにあがってなく、続けられるかもわからないと不安な方は安く使えて高性能なロリポップから始めるといいでしょう。

ロリポップを使っていて、エックスサーバーに移転するという事もできますので安心してください!
ただし、少し難しいのでできる事なら最初から同じが一番良いです。

下記の各サーバー名をクリックすると、簡単にインストールできるように解説している記事が表示されます。
どちらか見てみて、簡単そうな方を選んでも良いと思います。

1、エックスサーバー

今までの結果を全て総合すると、値段を気にしないのであればエックスサーバーをオススメします。
理由は、エックスサーバーに乗り換える際にめんどくさい作業を省けるからです。
そして、このブログの記事で説明しているサーバーのメインは、エックスサーバーを元に説明をしています。
また、分からないことがあった場合など、使っている人が多いので悩みも解決しやすいです。

エックスサーバー
総合的に一番良いレンタルサーバはエックスサーバーです。
価格と機能を総合すると選んで間違いないです。
アクセスが集中した時に、サイトが表示できない不安もありません。
また、サイトのアクセス数が大きくなった時も困る事はないでしょう。
さらに、サポートもしっかりしていますし、このサイトもエックスサーバーで運営をしています。
月額費用 処理速度 メモリ 転送量
1080円 22.50 16GB 50GB

2、ロリポップ

ロリポップは、エックスサーバーほどお金をかけられない方はこちらを選択しましょう。
このブログでも、ロリポップからエックスサーバーに移転したい場合の記事も作成してあります。
また、ロリポップの記事も基本的に使う部分は充実しています。
なので途中で、やっぱりエックスサーバーにすればよかったと思っても安心です。
ですが、移転を考えているならば初めからエックスサーバーにした方が、大変な作業をしなくても済みます。

ロリポップ
ロリポップを選ぶ基準としては月額料金でしょう。
初心者でまだそんなにお金をかけたくないという方は、ロリポップを選択してください。
そうでなければ、エックスサーバーを選択する事をオススメします。
ロリポップも非常に使いやすく、サポートもしっかりしています。
プランが4つありますが、スタンダードを選ぶ事をオススメします。
月額費用 処理速度 メモリ 転送量
540円 未公開 100GB

まとめ

もしレンタルサーバーで迷うならば、エックスサーバーを選択しましょう。
全体的に使用している人が一番多いですし、Web業界でも一番使用しています。
何しろ標準的な値段で表示が速いですし、サイトが見れなくなったり表示されないという不安がないですね。
ただ、値段がどうだろうなって少しでも思うならば、ロリポップをオススメします。

どちらのレンタルサーバーを選んでも間違いはないので安心してください。
単純に迷っているならば値段で決めて良いです。
どちらも高性能で使いやすいので、初心者でも安心して使う事もできます。

この記事で紹介しているスペック類は「レンタルサーバーを比較してみました」を参考にしています。
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