【IT流勉強法】答えを見ながら勉強すると効率が良い!?

  • 2015年9月8日
  • 2020年11月5日
  • 仕事

勉強する時はどうやって勉強していますか?
勉強と言っても数学や英語など色々とあります。
受験の時は嫌というほど勉強することになると思います。

私は最高で赤点を7個取ったことがあります。
正直勉強が嫌いで嫌いでしょうがなかった学生でした。
基本的に授業はほぼ寝てました。
そんなダメダメな頭脳の持ち主でも、この方法ならば勉強が身につくことを初めて気が付きました。
私の場合は、学校を卒業してからこの方法を見つけたので学生の勉強という部分では完全に遅すぎました。
今現在の生活にはかなり活用できてます。

ただ、勉強するという事に関しては数学だろうが英語だろうがプログラミングだろうが全く関係ありません。
勉強しなければもちろん何も身につきません。
受験で勉強するのはその時に必要だからで、受験が終わってからも、学校を卒業しても勉強だらけです。
その時に使う勉強法が「答えを見ながら勉強する」ことです。

私は塾の講師でも予備校の講師でもありませんが、パソコン講師としてパソコン教室を開いています。
なぜ「IT流勉強法」かというと、私がプログラミングを勉強する時は必ずこの方法だったから勝手に名付けました。

この「答えを見ながら勉強する」方法は、私だけでなく色んな人も推奨しています。
なんで答えを見ながら勉強していったほうがいいの?って思う方もいると思うので説明します。

答えを見ながら勉強する理由

最初になぜかというところから説明します。

これは「勉強は答えがなぜこうなるのか考えることが重要」だからです。

例えば問題集はいつまで悩んでいても答えは出ません。
悩んでいる間に答えを見て、納得して、次の問題に移り、別の日に復習するのがいいです。
答えが分からない問題を解こうとすると

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間違いなくこんな感じになっちゃいます。
心当たりがありますよね。
楽しくなくて眠くてしょうがないです。
勉強のやる気が起きないとか、つまらないという方は確実にどうすればいいのか分からないからです。

たまに「答えを見ながら勉強しなよ」っと伝えると、全く考えずに写して終わりという方がいます。
これだと夏休みの宿題を最後に一気に写すのと変わらないですね。

全く意味ないです。

必ず答えを見ながら考えてください。

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なんで、こうなってるんだろう。
この問題はこうやってとけばよかったのか!って気づくのが重要です。

勉強は「正解すれば良い」訳ではありません。

問題が解けるようになる⇨分からない問題が出てくる⇨解けない⇨解けるようになる⇨分からない問題が出てくる⇨解けるようになる

っという風に常に分からない問題がつきものです。
人間は分からなかった問題が解決した時は「ドーパミン」が出ます。
「ドーパミン」が出るとどうなるのか

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問題を解くことが楽しくなり、もっともっとっていう風になり結果的に覚える速度が全然違います。
ここでもう1つ注意点があります。

問題の解答を見ても全く分からない時はもっと優しい問題を選んでください。

解答を見ても分からない問題はやっても時間の無駄です。
レベルにあった勉強をしましょう。

プログラミングを勉強する時は答えを見ながらなのか?

プログラミングは基本的に参考書に書かれたコードをパソコンに打ち込みます。
そうすると自然と「答え」を見ながら、考えて文字を入力しているのです。

これはまさに先ほどの答えを見ながら勉強しているのと同じ状況です。
これを覚えるまで繰り返しています。

パソコンをよく使う人は当てはまる部分があるかもしれませんが、
プログラミングを勉強する時は分からない部分に関しては、すぐにネットや書籍などで答えを調べます。
そしてすぐ解決法を色々と試します。
これは答えが分からないから、答えを探している状態なんですね。

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そしてようやく見つけ出した時は

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こんな感じにドーパミンが出るので楽しくなります。
答えを見ないで解けた時ももちろんですが、答えを見てやり方を理解した時もドーパミンがいっぱいでます。

要するに「解き方を理解することが重要です」

パソコンの勉強の場合は自然とこれができてるんですよね。
これは数学や英語などの試験勉強や受験の時にも取り入れると、本当に覚える速度がかなり違います。

授業では勉強できない

これは今回の記事とはちょっと違うんじゃないかな?って思う人もいるかもしれないですが、かなり関係があります。

そもそも授業って勉強できますか?
わかる範囲の授業は聞いていると「へ〜」「そうなんだ〜」「そうなるんだ〜」って感じです。
これは答えの情報を教えてもらって納得しているだけです。

実は勉強には記憶の定着率というものがあります。
それは「学習のピラミッド」といいます。

学習のピラミッド

講義を聞く:Lecture:5%。
読む:Reading:10%。
オーディオや映像で勉強:Audio-Visual:20%。
実演する:Demonstration:30%。
グループで討論する:Discussion Group:50%。
体験を通した学習:Practice by doing:75%。
他人に教える、すぐ利用する:Teach other/Immediate Use:90%。

これは、 アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)の研究によって導き出された研究結果です。

これによると、講義を聞くだけだと5%しか勉強できないんです。
私はパソコン講師ですなので、常に他人に教えてます。
講義で聞いたとしたらその内容を整理して、次の日には人に教えてます。
なのでかなりの定着率です。

そしてパソコンを使った学習は、この体験を通した学習が殆どです。
実際にやってもらって覚えてもらうので、覚えやすいです。

正直講義を受けてそのままにしてたら三日後には忘れてます。
例えばパソコンの使い方をただ説明されて、覚えて帰ったらやろうとしたらできません。
それくらい覚えられないんです。

問題集もこの中だと、視聴覚教材なので20%程度です。
1回で覚えられるわけがないんです。
なので、答えを見てでも何回も何回も繰り返しやる事が大事でなんです。
1つの問題で1時間も2時間も悩んでたら、本当に時間の無駄です。

エビングハウスの忘却曲線

勉強には忘れるということがつきものです。
それをグラフにしたのが、エビングハウスの忘却曲線です。

忘却曲線

これはどういうことかというと、人は忘れるということです。

20分後に42%
1時間後に56%
1日後に74%
1週間後77%
1ケ月後79%

の確率で忘れています。

なので、一生懸命考えて問題を解くより、とっとと答えを見て、覚えて、忘れて、もう一度やりましょうということです。

ちなみに効率が良い覚え方は

1、寝る前に復習する。
2、1日後に復習する。
3、1週間後に復習する。
4、2週間後に復習する。
5、1ヵ月後に復習する。

これをさささっと答えを見る勉強法と一緒にやれば、効率よく勉強できます。
1週間後の復習では答えを見なくてもすらっと解けますよ。

効率は良くなくていい!?

効率が良いとか色々言ってきましたが、私自身は効率の良い勉強法にはオススメしてません。

「はぁ〜?」っとなりそうですね。
「効率の良い覚え方ってないですかね?」って結構聞かれるんですね。

例えば、試験で1桁の足し算が出るとします。(例:1+5=6)
この時に勉強していて、掛け算ってなんだろう?ってふと疑問に思った時に、試験に出て来ない勉強するのは無駄と考えるのかそうではないのかによって違います。

掛け算はテストに出て来ないかもしれないが、知識としてはすごく広がりますよね。

こんなことは良くありますよね。
でも、私はこのテストの出ないような所を勉強したりするのは、無駄な勉強に思えますが大事なことだと思います。
なぜなら、最初に話した通り疑問に思った所が解決すると楽しくなるからです。
このように勉強は段々と楽しくなってくると思ってます。

大事なこと

最後に大事なことをまとめておきます。

今日書いたことは

・答えを見ながら勉強すると効率が良い
・解決するとドーパミンが出る
・エビングハウスの忘却曲線について
・NTLの学習のピラミッド

っという4点です。

この記事を何と検索してたどり着いたかは分かりませんが、ここまで読んで頂いたということは知らなかった知識もあったんじゃないかな?っと思います。
そして、効率の良い勉強法を求めてきた方が多いと思います。

でも勉強って最初はやっぱり苦痛なんですね。
私は現在はパソコン講師としてパソコン教室も開いて日々生徒に教えていますが、実は23歳から英語の勉強を初めて、留学し、海外で働いていた経験もあります。
その時に勉強した英語の教科書は、小学生が中学校に上がるために勉強する英語の本でした。

アルファベットの書き方から勉強しましたが、いまでは英語圏の方と楽しく会話したりもできます。
その時に知った勉強法が答えを見ながら勉強する方法でした。

小学生の英語からなんて一見無駄なことかと思いますが、それによって色々なことに気づかされました。
多分中学1年生から入ったら多分挫折してましたね。
効率の良い勉強も良いですが、効率の悪い勉強も私は無駄だと思わないので楽しく勉強することが大事です。