初心者でも簡単にできるパソコンのメモリ増設・交換方法

パソコンを使っていてメモリ使用量が多くなってきたら、メモリを増設したい!と思いますよね。

でも、メモリ増設ってやった事ないし、初心者には難しいんじゃないの?って思う方も少なくないはず。

なぜなら、パソコンの蓋を開けて作業をするので、大事なパソコンが壊れちゃったらどうしよう・・・。と初めてやるときは絶対に不安が付いてきます。

ですが、メモリの増設は初心者でも簡単できます!

例えるなら、乾電池を時計にセットするみたいな感じです。

なぜならやる事は「蓋を開ける、メモリを挿す」だけです。

メモリを買ってきてこれからメモリ増設しようという方はもちろん、メモリ増設したいけど初心者で怖いからやるのを迷っている方もこの記事を見れば解決します!

この記事はデスクトップパソコンのメモリ増設方法を紹介しています。そのためノートパソコンのメモリを増設したい場合は「初心者でも超簡単なノートパソコンのメモリ増設・交換方法」を読んでください。
メモリの購入方法も詳しく載せているので、既にメモリを購入して増設したいという方は「メモリの増設方法」まで飛ばしてください!

メモリを購入する前の注意

もうすでにメモリを購入したという方は問題ありませんが、メモリをまだ購入していないという方は当たり前ですがメモリを購入しなければなりません。

ですが、メモリにはメモリ規格というのがあり、使えるメモリと使えないメモリがあるので必ず注意して購入しましょう

ただ安いから買っちゃおうとか、他のサイトで紹介されてたからって思って買ったら、確実に失敗することになりますのでしっかり理解して買いましょう。

メモリ規格について

メモリを購入する際は必ず「メモリ規格」を確認してください。

メモリ規格ってなに?って思うかもしれませんが、メモリには種類がたくさんあります。

主に分けると全部で4つです。

  1. DDR(PC)
  2. DDR2(PC2)
  3. DDR3(PC3)
  4. DDR4(PC4)

この4つの種類があり、それぞれ互換性がありませんのであなたのパソコンにあった種類を購入しないといけません。

メモリの名前を詳しく見てみると「DDR4 PC4-21300 8GB」と書いてあります。

  1. 「DDR4=PC4」は同じ意味です。
  2. 「21300」は数字が大きいほど、転送速度が早いです。
  3. 「8GB」はメモリのサイズです。

2番のメモリの転送速度は早いほど良いですが、値段も高くなります。

また、今挿さっているメモリに追加して増設する場合は、必ず「同じメモリ」を選ぶようにしましょう!

使用しているメモリ規格を調べる方法

型番が違うと動作しないということはわかっていただけたので、じゃあ自分が使用しているメモリは何なんだ?と調べる必要が出てきます。

メモリ規格を調べる方法は、CPU-Zというソフトを使うと簡単に調べることができます。

CPU-Zの公式サイト

上記のボタンで公式サイトに飛び、CPU-Zをダウンロードします。

ダウンロードのやり方は、CPU-Zのサイトの左下にある「ZIP+ENGLISH」をクリックします。

画像の画面は時期によって変更されてる可能性がありますので、あくまでも参考までにしてください。

その後、「DOWNLOAD NOW!」と表示があるのでクリックすると、CPU-Zがダウンロードされます。

そうしたら、フォルダが保存されています。

ダウンロードしたフォルダは圧縮されているので解凍しましょう。
解凍方法は、フォルダの上で右クリックをします。

右クリック後⇒「すべてを展開をクリック」します。

「次へ」をクリックします。

これで解凍ができました。

解凍とはソフトを使えるような状態にすることだと思ってください。

解凍ができたら「cpuz_x64.exe」と書かれたファイルをダブルクリックして起動します。
(Windowsが32bitの方はx32です。分からない場合は両方起動してみてください。)

起動したら「SPD」という項目を開いてください。

その中の「Max Bandwidth」にあなたが現在使用しているメモリ規格が表示されています。

画像だと「DDR3 PC3-12800」ということになります。先ほども紹介しましたがDDR3とPC3は一緒の意味です。

これで簡単にメモリの型番が分かりました。

メモリは交換するべきか、増設するべきか

メモリは今挿さっているのを抜いて交換する方が良いのか、それとも追加で増設した方が良いか悩む方も多いはずです。

これに関しては正解はありません。

また増設する機会があるのであれば、今よりもメモリが多いのを交換するという方法もありです。(メモリが2つの状態)

ですが、次購入するときはパソコンも購入するだろうなと考えているのであれば、増設したほうが安く済みます。(メモリが4つの状態)

なので、そこは予算とどうするかで決めるのがベストです。

参考までに、私の場合は「4GB*2」から「4GB*4」に増設をしました。

メモリの購入方法

あなたのメモリ規格が分かったらメモリを購入する必要があります。

メモリを購入するときは基本的に「Amazon」で購入するのが一番安くて速いです。

一番良く使うDDR3とDDR4に関しては購入しやすいようにリンクを貼っておきます。

ここ5年以内のパソコンであれば、正直言ってここから選べば殆ど間違いはないです。

ですが、古いパソコンだったりDDR2のように規格が違ってたりすると動かないので、CPU-Zで必ず確認してください。

初心者でも簡単なメモリの増設・交換方法

ここからはメモリの増設の具体的な方法について解説いたします。

作業する前の注意

メモリを増設する前は、ドアノブなどの金属を触って静電気を無くしておきましょう!
静電気が起きてしまうと、せっかく買ったメモリが壊れてしまう事があります。

メモリを用意する

まず購入したメモリを用意しましょう。
特に他は用意するものはありません。

今回用意したのは、4GBを2つ用意しました。

パソコンの蓋を開ける

メモリを用意したら、今度はパソコンの蓋を開けていきましょう。

パソコンの蓋は後ろ側の周りについており「手で簡単にネジを回すことができます

私の場合のネジは四つ角についていますが、開けるのは「右側」の片方だけです。

銀色じゃない方を開ければ間違いないです。ネジはもっと多い場合もあります。

メモリを増設する場所を確認する

蓋をあけると中はこのようになっています。

そして、今回メモリを増設していくのはこの場所です。

この部分のメモリを増設していきます。

既に、メモリが2つ挿さっているので、その横に入れていくことになります。

拡大するとこんな感じです。

メモリを交換する方は、今あるメモリを抜いて同じ場所に挿せば大丈夫です。

メモリを開封する

メモリを開封しておきましょう。

そのまま机に置くのはよくないので、置くとしたら入ってた袋の上などに置いておきましょう。

袋じゃなくて箱の場合は、増設する直前まで箱に置いておきましょう。

メモリを増設する場所を開ける

そのままメモリをいきなり挿すのではなく、メモリを差し込む場所の両端に白い物体がありますので、そこを広げましょう。

指で軽く押すだけで広がります。

ここを広げないとメモリが挿さらないので注意!

メモリを持って挿し込む

ここでメモリを持ち上げるのですが、メモリを持ちあげる際の注意点として必ず端っこを持つようにしましょう!

特に金色の部分は触らないように注意してください。冬であれば金属に触って静電気を飛ばしてからメモリを持つことをオススメします。

そうしたら先ほどの場所に挿し込んでいきましょう。

軽く両端を押してあげると入ります。奥までしっかり押し込みます。(強くやりすぎないように!)

メモリがしっかり入れば、自動的に両端の白いストッパーがカチッと鳴って固定されます。

メモリが全部挿し込めたら完成

これで用意したメモリを全部挿し込めば完成です。

このようにキレイに4つ並んでいるのが分かります。

後は蓋を閉めて、パソコンを起動すればメモリが増えています!

最後に

メモリの増設は思ったより簡単です。

パソコンのメモリ規格がしっかりあっていれば、蓋を開けて挿しこむだけなので初心者でも簡単にメモリの増設が出来たんじゃないかなと思います。

ただ、DDR3やDDR4などしっかりと理解しておけば間違えることはないです。

特に現在使用している殆どがDDR3かDDR4なので、メモリの購入も間違いにくいはずです。

ただし、作業するときに静電気が起きると壊れる可能性があるので、必ず除去することを忘れないようにしましょう。

メモリだけではなく、パソコン関連を触るときは静電気除去が必ず必須と思ってください!